B３−１E
打つ方
スコアだけ見ると、１点入っていたので見過ごすところだったが、安打数は１である。そう、たったの１。それがホームランだったから得点１というだけ。しかも、その１本は８番キャッチャー太田のホームランである。
一方のオリックス。安打数５。ま、普通である。しかし、中身（内容）が明らかに違う。２番・宗のヒットのあとに３番・森のタイムリーで１点め。２点目は、１番・中川のソロホームラン。そしてエラー絡みではあったが、出塁した９番・茶野を２塁に置いて（盗塁成功後）２番・宗のタイムリ２ベースでさらに３点め。
要するに主軸である上位打線に当たりが出ての得点なのだ。
たった１本の安打が８番にたまたま出た楽天と、主軸である上位打線のホームランとタイムリーで得点したオリックスとでは、もう比べるまでもない、その差は歴然である。
先日のブログに「楽天打線にも目覚めの兆しが見えてきた...」みたいなことを書いたけど、もしかすると私の完全な早とちりだったかもしれないｗ。
楽天打線は、どうもデータによる封じ込めにあっている感じがしないでもない。ま、そのデータどおりのピッチングが出来ているという点からすれば相手投手陣もすごいということになるんだけどね。
日替わり打線は、いまだ地に足をつけた攻撃になっていない証でもある。そろそろピタッとくる打順に落ち着いても良さそうなものだが、なかなか噛み合わないね。
しかし、たったの１安打ではあったが、昨日の打順はイメージとしてはシックリくるものだった。昨日の並びをあえて替えるとしたら、１番に小深田、２番に山崎、３番浅村はそのままで、４番に島内、５番にフランコ、６番に岡島、７番に大地、８番はスタメンマスクで９番辰己という感じだろうか。同じ打順でしばらく打たせてみるというのはアリだと思う。
カード初戦の攻撃は寝ぼけて起き出した子供のように、再び眠りについてしまった。いい加減、しっかり起こしてやらないと、遅刻どころか今日は休みます....なんてことにもなりかねない状況である。
投げる方
最後に先発の藤平。いい感じに荒れていた、的なピッチング。これが今の彼の持ち味なんだろう。もう少し安心して見守りたいところ。なんといってももう７年目選手なのだから。…は贅沢な要求なんだろうか。というか、まとまりが出てくると打たれそうなタイプではある。
藤平の登板間隔がいまだ謎だが、ローテ未確定という位置なのか。だとしたら、次は３イニング無失点の好投を見せた内がまた見てみたい。しまっておいては育つものも育たないと思うのだが。
