思いつくまま振り返る。私的な印象とイメージなのであしからず。
ざっくり
投手
- 今シーズンの失速の最大の原因とされている先発陣だが、これにはまったく同感。
- 実績が実績なだけに、結果とのギャップがありすぎた。
- 特に印象的だったのは田中将大の「まさか(あの田中が...)」が多かったこと。味方が得点した直後の失点は、投手ならだれもが避けたいパターンだが、あの田中だけはそれがないピッチャーだと思っていた。ところが、今シーズンは普通にそのパターンになっていた。「ギアチェンジしたときの田中は無敵」は過去のこと...を印象付けるシーズンになった。
- 涌井の怪我も想定外。ただ、これはやむを得ないかな。
- 則本の登板ごとの波はある程度想定内だった。終わってみれば唯一の二桁勝利(10勝)、勝ち越し(10勝8敗)...は、やはりエースは彼なんだろうという数字ではあった。ただ、ここ一番に弱いイメージは(私の中で)依然ある。
- 私的に最も安心して見ていられたのは岸だ。ホークスの和田に似た存在になってきているなあと感じている。
- 辛島の存在は大きかった。彼がいなかったらと思うとゾッとする。ホームのお立ち台が早く見たい。
- 若手の早川は「物足りない」の一言に尽きる。バファローズの山本由伸、ファイターズの伊藤大海、ライオンズの今井達也といった同世代の暴れん坊にもう少し歯向かえる存在であってほしかったというのは正直あるね。
- 瀧中にはメンタル面の弱点を見た印象だ。私の中では内田靖人の投手板のイメージになりつつある。
- リリーフ陣はよくやった。これはだれもが認めるところだろう。ただ、今シーズンの安楽を見ていると、今季良かった投手の来シーズンの勤続疲労が心配になってくる。
- 先発もできそうな助っ人外国人がほしいところ。
攻撃
- 走れるチームにはなった。中盤以降、いろいろ言われた西川遥輝であったが、この点だけでも彼の加入効果はあったと思う。チーム内の盗塁数を見ると、トップは西川ではなかったね。小深田の21個がトップだった。西川はその次で19個。その次が山崎で15個。2021シーズンのトップが茂木と辰己のそれぞれ6個だったから、これは大躍進と言っていいだろう。
- 犠打はどうだった?。今シーズンは71...と。2021シーズンは85だから...減ってるじゃん!!。「バントやスクイズなどの精度や...走塁含め先の塁への意識改革が1年を通して改善しきれなかった」と指摘された平石イーグルス(2019シーズン)のときはどうだったかと調べてみたら、54だった。ま、かろうじて改善しているかな...w。
- ただ、バントの安定感はないね。個人名をあげて申し訳ないが、銀次なんかはほとんど成功する気がしなかったよw。
- 西川にはシーズン序盤の加速が凄かった分、中盤以降、持て余してしまった印象が強い。ただし、走塁の意識付けという意味での貢献度は大きかったと思う。彼の加入自体は失敗ではなかった。今後は日ハムにいたころの嫌らしい雰囲気が出せるかどうかにかかってくるが、ま、それが薄くなってノーテンダーになったというのはあるかもしれない。
- 小深田と山崎の競争は面白かった。というか、相乗効果になっているなと感じた。ショート山崎、セカンド小深田の二遊間もいいけど、セカンド佳明も捨てがたい。アッ、黒川もいるか。サード黒川でもいいしなあ...とか。
- 3番浅村、4番島内はいい意味でフォローし合う両輪だった。両方イイというときが少ないけど、両方ダメというのが少ないのがこの2人の強みなんだろう。5番に不動の外国人がくれば理想的なんだが。
- 炭谷は打てるキャッチャー、石井監督の評価はそうなんだろうと思った。良くも悪くも、「攻守の要」だったのは間違いない。
若手とか
- 安田を始めとしたルーキーの出番が少なかったのは残念だった。ま、宮森の例があったから、実力さえ見合えば出番はあったということだろうけど...。
- 黒川の出番がやけに少なかった。武藤はいい味出しつつあったが、途中になってしまったのが惜しいね。ドラ1の顔見せも来シーズンのお楽しみ...と。
今日のところは、このくらいで。書き漏らした主力選手が結構いるので、もう1回くらい振り返りたい。