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松井裕樹はオールスターなんかに出ている場合か...

松井裕樹関連記事を見つけた

松井裕樹が急ブレーキになっている現状について、松井自身のコメントや星洋介トレーナーのコメントなどを紹介した記事を見つけた。
www.zakzak.co.jp

松井は昨日のオールスターゲームで8回のマウンドにあがったのかな。スコアだけチェックしたら一応無失点で切り抜けてはいたようだ。後半戦に向けていい修正(調整)の機会になってくれればそれでよし、という感じ。

松井裕樹と星トレナーのコメント

さて、記事の話に戻る。
松井裕樹はオールスターに入る直前のオリックス戦で回跨ぎの2イニングを投げた。2イニングめが延長10回だったわけだが、その2死二、三塁から7番・宗に右前へ決勝タイムリーを打たれたわけだ。ここのところ立て続けに松井で敗戦となっていた。

直前のオリックス戦での救援失敗について、松井裕樹は次のようにコメントした。

「球自体は思ったところにコントロールできていたし、技術的な修正はできていた。準備はしっかりできていたと思う。2イニング目に入って、(グラウンド整備などで)時間が空いたところで少しズレが出てしまったのかもしれない
(松井裕樹)

で、星トレーナーのコメントはこうだ。

「そこまで大きな問題はないんです。ただ、左の前腕に疲れが出てきていて、ボールの握り方が変わっていた。体重移動の際には腕がトップの位置まで上がりきらずに振ることになってしまい、いわゆる横振りの状態になってしまう」
(星トレーナー)

2人のコメントから分かること

この2人のコメントをまとめるとこういうことだ。

  • 技術的な修正はできていた。(オールスター直前のオリックスとの第3戦)
  • 左前腕に疲れが出てきている。
  • (回跨ぎの)2イニングめには(疲れからくる?)ズレが出てしまった。
  • 疲れからボールの握り方が変わっていた。→体重移動の際に腕が横振りの状態になってしまう。

要するに(松井裕樹のここ数試合の急ブレーキは)登板過多からくる「疲れ」が原因ということだ。なんともシンプルで常識的な結論に落ち着いたものだ。

だからどうすればいいの?

技術的な問題もその根本はどうやら「疲れ」から来ているようなので、修正はできても回跨ぎの2イニングとなるとボロが出てしまう、そういうことみたいだ。

ボールの握り方が変わっていたことが原因で腕の振りに悪影響があるのだとすれば、ボールの握り自体を修正すればいいようにも思える。しかし、そういう単純な話でもあるまい。

もともと制球に難があるピッチャーだからちょっとした身体の感覚の違いは制球力に大きく影響してしまうのだろう。

左の前腕の疲れは、そのデリケートな身体の感覚を狂わすには十分すぎるに違いないのだが、それをゲーム中に修正していくことこそが「技術」という気がしないでもない。ただ、1イニングという短い間では修正する前に打たれてしまう、そういうことかもしれない。
www.washilog.com

まとめると、技術的な原因は分かっているが、身体的な疲労から修正の意識(感覚)と実際の身体動作の修正具合にズレが生じている、そういうこと。だとすれば、後半戦に向けて今するべきは完全休養にあてることだと思うのだ。オールスターなんかに出ていて大丈夫なのだろうかw。

この際だから他チームの抑えのピッチャーから身体のメンテの方法とか、疲れないピッチングフォームのヒントとか、球数を減らせる球種とか、そういう情報交換に当てるのが最善策ということか。ま、そんなことは言われなくても当然やっていることだとは思うけど…。

さいごに(wストッパーについて)

これから夏場に向けてますます疲労の度合いは高くなるだろう。ここを松井裕樹はどう乗り切るのか。チームとしては松井裕樹をどうメンテしながら使っていくのか。

あと「w(2枚)ストッパー」という回し方はないのかなあとは思う。松井とあと1枚、今だとブセニッツかな。それこそ1997年の伊藤智仁と高津臣吾みたいな。 8回は森原、ハーマン、宋というところで回せばいいのだ。

伊藤コーチは「高津よ出てこいやー」と思っているのかもしれないw。
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