わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

今江スタイル

 開幕カードで連敗すると助っ人外人をすぐに登録抹消、テンポが悪いと見るやスタメンマスクも入れ替え、最終戦でサヨナラ勝ちをおさめた今江イーグルス

 その後、2カードめを1勝1敗で通過する。

 3カードめは優勝候補筆頭のホークスだったが、ここでも連敗すると、クリーンナップの一角、島内をスタメンからはずし、代わりに入れた大地のサヨナラタイムリーでかろうじて3連敗を免れた。

 今江監督には情に脆いモチベーターのイメージを勝手に持っていたけれど、意外や意外、「我慢して使うなんてナンセンス」と言わんばかりの早さで入れ替えを敢行している。
 まったく躊躇がない(…ように見えるw)。まだ、3カード終わったばかりだが、これが今江スタイルなのだろうか。 「違うな…」と思ったらとりあえず代えてやってみる、それで結果が出なければまた代える、そんな感じだ。

 「選手間の競争」を理由の一つに上げているようだが、良く言えば「(下げた選手に)考える時間を与える」、身も蓋もない言い方をすれば「見せしめ」ということになるかな。

 例えばスタメンマスク。炭谷が移籍したあと、太田を中心に回すものだとばかり思っていたら、太田のリード、悪いテンポに改善がなかったと見るや、次のゲームですぐに石原に代えた。
 監督の求めていることを代わった石原がどんな風に実践するか、それを太田がベンチから見て何を感じるか、逆もまたしかり。

 島内、岡島、鈴木大地、阿部の89年カルテットも横一線だ。調子のいい順に使う方針だろう。島内と大地の実績も今シーズンはいったん白紙に戻し、シンプルに調子の良い順に使う。
 で、開幕カードこそスタメンだったが、島内、阿部も3カード目には早くもスタメン落ちを味わった。
 カルテットの中では、今のところ岡島が頭一つ抜けている。
 そして日曜日。ようやく初スタメンのチャンスを得た鈴木大地がさすがの勝負強さを見せる。
 カルテット間の競争も熾烈になってきた。ベテランへのこの扱いは若手にも刺激になっている気がする。

 そんな今江監督も手をつけないでいるのが、主砲・浅村のところ。これが単なる大御所への気遣いか、ここにも何か強かな狙いがあるのか。今江スタイルからすると、そろそろどこかいじってきてもいい頃と期待しているのだが...。