わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

監督を早く楽にしてやれ!

M5−4E

気持ちが盛り上がらない

8回にフランコの3ランで逆転したイーグルス、しかし、その裏に平沢の2ランで再び逆転され、9回表は2アウト1、2塁とチャンスは作るも、けっきょく追いつけず...。

ゲーム後の石井監督は「逃げ切らなければいけないところ...」と相変わらず解説者みたいなクールなコメントを出していたが、ほんとこの監督は喜怒哀楽を表に出さない人である。

それが今のチームの雰囲気に良い影響を与えているのか、はたまた悪い影響を与えているのか、どちらとも言い難いところではあるが、全体的にチームに元気がないのは事実である。ま、これだけ攻撃が噛み合わないと元気もなくなってくるというものだ。

それにしてもである。応援してて気持ちが盛り上がってこないのはつらい。8回にフランコの3ランで逆転したときも、今までだったら飛び上がって喜んでいるところだが、なぜかそんな気分じゃなかった。逆にリードした1点が守れるだろうかと不安な気持ちが出てきた。

応援している側がこんな心境になってしまうくらいなのだから、たぶん、チームの雰囲気もそれに似た感じではないだろうか。イケイケのムードにならない。どこか守りに入ってしまうような...。そこが今のイーグルスの一番の問題点だろう。


拙攻の正体

守りに入ってしまうのは「自信」の無さに起因する。拙攻になっているのは、チーム全体に「勝てる雰囲気(自信)」がないからである。

黒川がいい例である。オープン戦での元気はいったいどこへ行ってしまったの...というプレーが続いている。ルーキー時代のギラギラしたところも薄くなっているが、それはきっと今までの「挑戦者」という立場から、開幕一軍スタートした今のポジションに変わったことが原因だろう。いわゆる「守り」に入っているのだ。

本人にその意識はないかもしれない。ただ「期待に応えたい」という思いがあるだけ。しかし、それこそがまさに「守り」の心境なのだ。

最悪なのは、そういう中でまだ結果が出ていないことである。そういう微妙な立場からくる迷いがプレーに出てしまっている。

2軍には西川、大地、岡島、銀次といった、それこそ実績のある選手たちが虎視眈々と調整を重ねている。若い選手たちにとって、今のチャンスは微妙かつ重要なのである。それをひしひしと感じながらのプレーはかなりプレッシャーがあるに違いない。

ベテランがスロースターターで、若手はプレッシャーの中でもがいている。それが今のイーグルスの拙攻の正体である。一本出れば、ここぞの場面で結果が出せれば、チームの雰囲気も、攻撃力もきっとガラリと変わるはず。
で、石井監督はそれをじっと我慢しながら使っている。


平石の1年めと石井の3年め

石井監督はGMの頃に監督だった平石監督のモチベーターとしての側面を評価しつつも自分の目指すチーム作りとは違うとして、三木を監督に据えた。同じミスを繰り返す、課題をシーズンを通して改善できなかった、これらを監督の力量と評価したのだ。

しかし、同じミスの繰り返しはいまだにあるし、石井監督になっての2年でも改善されていないことは多いようにも見える。例えばバント失敗で相変わらずチャンスは潰している。
つまり、改善できていないと見える(見えた)のは、改善していないことが主な原因ではなくて、それを実践、成功させられるチームの雰囲気、選手のモチベーションが足りないという面がきっとあるに違いないのである。理屈だけでは分からない、すべては繋がっている。

あのとき、平石も我慢して使っていた。…のかもしれない。

話がそれた。そして、相変わらず考えが上手くまとまらないw。

いずれは西川だったり、大地だったり、岡島だったりを呼び寄せるタイミングはくる。しかし、今ではない。どこまで我慢できるか、勝負の3年目であるところの石井監督としても、ここが我慢の見せ所である(限界はあるけどね。)。そういう意味では、どこまで我慢できるか、若手は今、まさに試されている。そしてそれを使う監督も。

昨日は浅村がスタメンを外れた。キャプテンとして、若手にチャンスを与えたと私は見ているw。自身の小島との最悪の相性を考慮したのかどうかは不明である。