わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

投手の外国人助っ人は「先発」ではなく「抑え(候補)」だったか…

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てっきり「先発の外国人助っ人」をスカウトするのだろうと思っていましたが、蓋を開けて見たら松井裕樹を先発に回すことでローテを組み立てる構想のようですね。
...というか、松井裕樹を上回る助っ人が見つけられなかった、ということかもしれません。要するにこれは松井裕樹が新しい先発の助っ人ということでしょうw。

抑え候補の新しい助っ人ですが、なかなかの長身のようです。私はすぐにミコライオのことを思い出していました*1
楽天の外国人助っ人ピッチャーは今まで数々いましたが、私が最も安心して見ていられたピッチャーがミコでした。(あとはラズナーとか)

ミコが広島から楽天に移籍したのが2015シーズン。移籍してすぐに椎間板ヘルニアを発症したため、必ずしも期待どおりの活躍とはいきませんでしたが、ミコの代わりに松井裕樹がクローザーに定着したあとはセットアッパーとして勝利の方程式の一角を担いました。
カープ時代を日本での全盛期とするなら、移籍後のミコはかなりレベルダウンしていたはずですが、その経験と適性は健在で安定感、安心感は私の中では別格でした。
よく「○○でダメなら諦めもつく...」などといいますが、ミコは私の中の数少ないそういう投手の一人でしたね。

変な例えになりますが、ミコに似た雰囲気を持っているのが今の久保裕也です。久保裕也が外国人ピッチャーのような強いボールを投げているところを想像してみてください。私のミコに対する信頼感が伝わるかと思いますw。

良い意味での開き直りができる。ピンチでもいつも通りのピッチングで打者に向かっていける。ミコと久保の2人に共通するのはそんなメンタリティの強さです。

参考までに2019シーズンのハーマンの成績と比較してみると

  • ミコライオ(2016シーズン):45試合5勝1敗23ホールド
  • ハーマン(2019シーズン);53試合5勝3敗21ホールド

いい勝負のようにも見えますが、私の印象(評価)としては、ミコの方がハーマンよりも一ランク上のレベル感です。

新・助っ人は制球にやや難ありとの情報もあります。クローザーにとっての制球力って三振の獲れる球威、球種と同じくらい、もしかするとそれ以上に必要な要素のような気もします。
けど、松井裕樹だって決して制球が良かったわけではなかったことを思うと、そこまで細かい制球力は必要ではなくて。
それよりもピンチの場面でもいつも通りのピッチングで打者に向かって行けるかどうか、「締め」を任せられるかどうかはそこがポイントのような気がします。

クローザーのイスを青山や森原に譲るようでは助っ人としてちょっと物足りないかな…。できればだれもが認めざるをえない圧倒的なピッチングで松井裕樹の後を受け継いでほしいですね。

2020年が始まりました。本年もよろしくお願いします。

*1:ミコライオの身長は205センチでしたね。