わしろぐ

ちな鷲じいさんの身辺雑記です。

ローカルニュースで熊スプレーの噴射訓練をしている様子を見て呆れてしまった。訓練すべきは防御姿勢をとることだよ。

夕方の秋田県内ローカルニュース。秋田市内の某郵便局で行われたクマ対策の訓練の様子が流れていた。熊スプレーをクマの模型に向けて噴射する訓練はまるで消防訓練で消化器を噴射するときの訓練のようだった。

しかし思った。これまでのクマ被害の報道を見ていてわかったことは、クマから身を守るためには防御姿勢をとることが一番の方法(対策)だということだ。熊スプレーよりも先ずは防御姿勢をとること、これがポイントだ。人を襲ってくるクマはパニックになっている。そんなクマに向かって何かをしようとしてはダメだ。「何かをする」の中には熊スプレーを噴射することも入る。熊スプレーを噴射する余裕があるなら、まずは「防御姿勢を取れ」と言いたい。

人間が咄嗟にできることは限られている。熊スプレーを取り出してクマに向けて噴射するまでの一連の行為を突然襲われたときにどれだけの人ができるというのか。できるわけがない。模型のクマに向かってどれだけ訓練してもほとんど役に立たないだろう。それよりは咄嗟に身を屈めて頭を抑えて顔を隠す、そっちの訓練の方がどれだけ実効性が高いか。

もっと言えば、熊スプレーなんてものを中途半端に持たせない方がよい。持っていたら「心強い」というのはあるかもしれないが、クマを見たときに、ついそれでどうにかしよう(どうにかできる)と思ってしまう。そっちの方がかえって危険だ。