秋田魁新報(9月6日朝刊)の「遠い風 近い風」というコラム。井上直子さんは秋田市出身のライターだが、「プレーヤーであること」は面白く読んだ。
イタリア・ナポリで行われた「ナポリピッツア職人世界選手権」で日本人が15年ぶりに優勝したという話題について書いている。
その日本人は東京・小伝馬町の名店「ピッツアエリア イル・タンブレッロ」のオーナーピッツア職人・大坪善久さん、53歳。
コラムにはピッツアの本場で開催された世界大会で日本人が優勝したことよりも、優勝者の大坪さんがそもそもその大会に挑戦したことに「深く心を掴まれた」と書かれていた。
大坪さんは東京の人気店のオーナー職人であり、日本のナポリピッツア職人協会の副会長という役職にもついている方だそうで、すでに業界での立派な地位を確立している人が、わざわざリスクをおかしてまで大会に出たことに感動したというのだ。
その点について、コラムの中で「大会では何が起こるかわからないのだし、出場してもしもけちょんけちょんの評価だったらどうしよう?とか、若い子より順位が低かったら非常に気まずいな、とか、私ならリスクしか頭に浮かばない。」と書いている。
この発想にはまったく同感で、井上さんがリスクとして例示している心情も、ものすごーくよくわかるw。私が大坪さんと同じ立場でもぜったいに参戦しないだろう。
ここらへんが職人気質とサラリーマン気質の違いなのかなあ...と思ったり。
