- B6−7E
3回表に先制したまでは良かった。ただ、1点ではかえって「守り」を意識しちゃってダメですね。その裏すぐに逆転、しかも3点差をつけられました。このイニングだけで6安打。こうなると、修正できなくなるのがヤフーレのイメージ。2.2回65球9安打2四球4失点で降板でした。今季加入の助っ人は「先発は3回持たず」という楽天カラーに染まりつつありますw。
このあとは宮森が回跨ぎで1.1回投げました。ブルペンの不甲斐ない状況の中で彼は数少ない希望の光かな。個人的な印象ですが、前回登板から強いボールが戻っているし、制球も安定しています。宮森がゲームを落ち着かせてくれました。宮森の復調がホンモノならかなり明るい材料になると思う。
3点ビハインドのままゲームは中盤まで動きませんでしたが、6回表、先頭のボイトがヒットで出塁すると、村林、フランコと倒れてから小郷、堀内がつないで2アウト満塁の場面を作ります。堀内はやっぱりいいですね。要所でゲームの流れを切らない働きをしてくれます。ここらへんの印象が太田と大きく違うんだなあ。
で、辰己がここでまさかの逆転満塁ホームラン。楽天にはこういう展開はないと思っていましたw。しかしあるとすればこの人しかいません。なんかすごーく辰己らしいw。
ただ、このときまだ6回表。相手に4イニングの攻撃チャンスがありました。劇的な逆転であればあるほど、「勝ち」への執着は強くなるもの。楽天のリリーフ陣がこの雰囲気に呑まれないかと心配でした。しかし、勝ち切りましたね。一度は同点にされますが、そこから抜け出して勝ち切りました。非常にいい勝ち方だったお思います。
西口のところで同点にされたのは想定外でした。ま、西口も不死身ではないので。前回登板で無失点記録がなくなり、今回はその流れのまま、という感じ。
西口をリリーフした西垣に8回残りと9回を投げさせ、延長10回表に勝ち越してその裏に則本という流れになりました。2アウト満塁のシーンを作られちゃうところは実に則本らしい。最後は空振り三振で締めました。勘弁してほしいですw。
攻撃では一軍登録されたばかりのフランコが存在感を出していました。先輩助っ人としてはこれくらいやってくれないと...。とは言いつつも、正直、ゴンザレスとボイトの加入でフランコの存在は完全に忘れていました。
ライバルとして、また、言葉の通じる同僚野手として、ゴンザレスとボイトの加入がフランコにこれまでにない変化を出してくれたとしたら、これぞ「二石三鳥」の補強だったということになりますw。