横手に有名な「メロンパン」があることを今回こっちに来てから知った。今回知ったわけだけど、だれかこっちの知人に聞いたというようなことではない。青森の人が書いてる「食べ歩き」のブログで知った。その青森の人は「僕史上最高のメロンパン」と絶賛していた。他県の人にも知られていて、しかも「最高」と言わせてしまう。相当うまいメロンパンである。
横手といえば「横手焼きそば」が有名で、これは昔からよく食べた。帰省した際は四天王と呼ばれる有名店をカミさんと一緒に食べ歩いたりもした。
しかし、「メロンパン」は知らなかった。「横手 メロンパン」で検索すると、「フレンドール」というお店がすぐにヒットした。
やっぱり有名なんだ。朝の9時半の開店だが、午前中には売り切れてしまうほどの人気らしい。
これだけ有名なら、こっちにいればいずれは食べる機会もあったと思うが、ずっと後になっていた可能性が高い。現に年に何度か秋田へ帰省していた私が60を過ぎて初めて知った。
ネット情報によると創業46年くらいになるようだ。これだけ有名なら知ってても不思議じゃないんだけど、周りから評判を聞くこともなかったw。なんで?
そもそも「秋田」や「横手」と「メロンパン」はなかなか結びつかないからかw。
実家からは車で40分ほど。土日だと混むだろうと平日にでかけた。リタイアして便利なのは平日も自由に行動できること、休日の混雑を回避できることだw。
私はパン好きではあるが、正直、メロンパンはほとんど食べない。理由は外側が砂糖で固められたようないかにも菓子パンという感じと、その甘ったるさに抵抗があったからである。
ただ、午前中で売り切れてしまう、行列ができるなどと聞いてしまうと、「一度は食べてみたい」、「普通のメロンパンと何がどう違うの?」が勝ってしまった。
メロンパン2個と同じ系統のパンプキンパンを1個買った。
帰ってから、とりあえずメロンパン1個を母と半分ずつ食べた。
これはメロンパンじゃないね。ハッキリ言って私がこれまでイメージしていたメロンパンとはぜんぜん違う。形はメロンパンと言われればそうだが、外側がカリカリの固い砂糖菓子ではない。しっとりふわふわだ。
中のクリームもメロンクリームではない、生クリームである。メロンの風味はあるが、真っ白な生クリーム。
しかも甘さは控えめである。甘さ控えめだが、決してうすっぺらくない。しっかりうまい。これはなんだ。こんなに軽い食感のメロンパンは初めて。かなりうまいじゃないか。
私はこれを普通のメロンパンと同列に呼ぶには抵抗がある。「横手メロンパン」とでも呼ぶことにしようか。
先の青森のブログを書いていた人のように「私史上最高のメロンパン」とまでは、過去にそれほど食べていないので言いづらいけど、たしかに「私史上無かったメロンパン」ではあるw。
80過ぎの母もかなり気に入ったようでペロリと平らげた。お年寄りも抵抗なく食べられる。これは身体にもやさしい証拠だろう。
今度、仙台に帰るときにカミさんへの土産で何個か買っていこうと思う。要冷蔵だが、賞味期間は2日くらいあるようだ。いい秋田土産を見つけたかも。