わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

らしさ

1点差は最後まで気が抜けない

  • L1−2E

 たまには則本が3人で締めるところをみたいものだ。2アウトまではけっこうすんなり取るんだけどね、特に1点差のゲーム、2アウトから迷いがある。そこが松井裕樹との差なんだけど、ノリはまだ1年め。そういう意味ではよくやっている。チーム内でクローザーを任せられるのは、やはりノリしかいないとは思っている。

 9回裏の3アウトはサードゴロだったけど、あそこで当たり前にアウトにする鈴木大地はやはりすごい、と変なところで感心したゲームセットだったw。

残念だったのは...

 9回表のカズキの打席かな。できれば追加点がほしかった場面、2アウトながら1、2塁でカズキに打席がまわってきた。最近は守備固めばかりだが、ここで一発存在感を見せておきたい。なのに見逃し三振。俺が打ってやる、…ではない。完全な四球狙い、ようするに他人任せだ。1番やってほしくなかったプレー。

 9回裏に相手の攻撃が残っているとても大事な場面だった。数少ないチャンスをもらった選手としてどうすべきか、選手会長として何を見せるか。もっと見せるべきプレー、姿勢があったと思うぞ。

 それから浅村だなあ。スタメン落ちしてからずっと代打で出続けているわけだが、まったく「恐さ」が伝わってこない。連続試合出場更新のためだけに打席に立っているように見える。

 スタメンからハズしてもどこかで使わないといけない。昨日など7回1アウトランナーなしの場面で出てきたけど、いよいよ「とりあえず出しておけ」状態になってきたか。


藤井らしさ

 全体的にストライク先行の「らしい」ピッチング。終わってみれば6回92球3安打無失点とゲームは作った。本来の藤井らしいピッチングに戻っていたからオールスターショックからは立ち直ったのかもしれない。

 BS12の裏・解説で出ていた戸村さんが藤井のピッチングについて、たしかヒットの続いていた源田の何回目かの打席のときに「当たっているバッターや状況によって変にピッチングを変えるより、本来の打たせて取るスタイルを貫いた方が良い。ストライク先行のピッチングで行く方がいい。」みたいなコメントを出していた。

 戸村コメントのピッチングこそが「藤井らしさ」、昨日の藤井のピッチングは戸村コメントにほぼ沿った内容で行けたと思う。

 一時は単独の勝ち頭に立ったことで変に意識して自分らしさを失っていた。2桁勝利、早川と2人でゴールしてほしいね。

辰己らしさ

 ゲームの行方を半分以上決めたのは、やはり初回の辰己の先制ホームランだろう。あれのインパクトは大きかった。辰己が3番らしくなってきた。彼の自由奔放(自在)な言動が話題になることがあるが、今はそのスタイルがいい方向に結果を出している。

 「考えすぎる」傾向のある楽天の選手の中にあって、彼の存在(スタイル)は特異に映るときもあるが、プロ選手としては見習うべきところも多い。今や守備の人であり、打撃の人である。