わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

野手若手は良いスタートを切った。

プロ野球のキャンプは練習試合が始まった。楽天の初戦は日曜日の日ハム戦。開幕戦の相手でもある。

正直に書くと、練習試合のことはすっかり忘れていた。楽天TVの中継があることに気づき、アクセスしたときにはすでに8回に入っていた。なので、8回からの攻防は観戦した。幸いだったのは、8回裏が打者一巡、7得点のビッグイニングになったことだ。おかげで一通りの打席は見れたわけだ。投手は佐藤智輝と内星龍は見た。

以下、ゲーム後のスコアチェックも合わせての感想。

結果は13−2と大勝だった。まずは白星スタートだったことを喜びたい。そして、若手中心のオーダーでこの大量得点というのが実にたのもしく感じた。

野手では辰己を筆頭に渡辺佳明、小郷といった2018年ドラ組と、小深田、黒川といった2019年ドラ組が元気なようで安心した。ここらへんの世代は順調に成長している印象である。昨シーズンDeNAから移籍してきた伊藤や仙台育英出身の入江なんかもいい感じのスタートを切れたし、これに2021年ドラ1の吉野、2位の安田あたりも参戦できているのだから、野手に関しては楽しみしかないね。

ただ、密かに注目していた茂木やカズキといった中堅どころは心配だ。ポテンシャル自体に不足はないのだが、毎シーズン、今ひとつ飛び抜けられずにもがいている。その2人の印象がいつものシーズンとあまり変わらない、そこが気になる。たんたんとシーズンを迎え、あれよあれよとシーズンを終えてしまうイメージ。一軍にいるにはいるがブレイクする期間がないのである。

ここは、突拍子もない打撃フォーム改造で新しいシーズンを迎える的なワクワクする変化がほしいところ。例えば、茂木はショート奪還を狙っているようだが、彼は守備で抜けるよりもバッティングで抜けなければならないタイプの選手のはず。そういう意味では、やや大人しい実戦スタートだった。

投手陣は田中、則本、岸といったベテランを脅かしそうな楽しみな若手が見えてこない。この日投げた中では、せいぜい翔天くらいのものだろう。その翔天だってもう27歳、やっぱり内星龍あたりのクラスがもう少し目立ってこないといけない。

とはいえ、若い生きの良い投手がいないのは即戦力投手を中心にドラフトしてきたから当然といえば当然なのかも。才能発掘に課題があるのか、はたまた育成に課題があるのか。高校生出身の投手でモノになっているのは松井裕樹が最後。先発に関して言えば田中将大とか辛島が最後だからもう笑うしかない。