2年くらい前から悩んでいた膝痛と背中痛の症状がまだ出ない。寒くなってくると、お約束のように出ていた症状...。もうとっくに出てもいい時期なんだが、そんな兆候はまったく見えない。「よしっ!そのまま出てくるなよぉぉ....」という感じがまさに今の状況。
症状が今年まだ出てこないのにはもちろん理由があると思うのだが、実は、その理由に「心当たり」がある。今年の夏の終わり頃から「あること」を意識的にやめているのだが、それじゃないのかなあ....みたいな。
そのやめた「あること」とは「ガニ股で歩くこと」である。きっかけは日曜の朝の健康番組だったと思う。テーマが何だったかはもう忘れてしまったが、とにかく「ガニ股で歩くのは良くない」というのをやっていて、その後、意識してガニ股ではなく、足をできるだけ真っ直ぐ前に出すようにして歩くようにしたのである。
足を真っ直ぐ前に出すことなんて簡単なことのように思えるかもしれないが(特に女性には)、これが思った以上にきつい。少し気を抜くと知らない間にガニ股で歩いている。長年身体に染み付いた歩き方で、ようするにガニ股で歩くと「楽な」のである。いざこれを矯正するとなると、これがなかなか至難の業である。とはいえ、歩くときは、とにかく気をつけるようになった。
ガニ股で〈なく〉歩くことを意識すると、姿勢が良くなっている感じはある。背筋が伸びた感じで歩いている。ガニ股と姿勢の関係はよくわからない。自然に背筋が伸びる。足を真っ直ぐ運ぶのは意識的だが、背筋が伸びるのは特に意識しているつもりはなくて...。これをしばらく続けていたら、あら不思議、もう、とっくに出ても良い膝痛も、突然忘れた頃に出ていた背中痛も出てくる気配がないのである。
....と、そこに結びつけてみた。ただの偶然かもしれない。膝痛、背中痛でお悩みの、特に男性の方、一度「ガニ股で歩かない」をお試しあれ。