E3−3B
お互い、主砲の一発からの得点を、リリーフ陣が必死に守り切ったゲーム。延長の末、最後は引き分けで終わった。ナイスゲームと言いたいところだが、正直、かなり疲れた。
スカッとサヨナラで決めてもらえたら、疲れも吹っ飛ぶところだ。ま、負けなかっただけ良しとするかな...。
観戦で精根尽き果てたので、印象に残っていることのみとりあえず書き残しておく。
早川について
先発の早川は、5回59球3被安打3失点と、もう少し投げられたと思うが、石井監督は流れを変えたかったのだろう、スパッと代えてきた。
ボール自体走っていたし、悪くはなかったが、吉田正尚に2打席連続で一発を浴びたのはもったいなかった。
…というか、吉田は前の試合から数えると3打席連続のホームランだったわけで、早川がどうこうと言うよりは、吉田を褒めるべきなんだろう。
吉田に投じた一球は決して甘いボールではなかった。パ・リーグ最高の技術を持ったバッターがツボにはまったタイミングで対峙した早川が気の毒であった。
ゾーンに入った吉田には、もはや申告敬遠しか策はない。
ただ、延長11回にマウンドにあがった宮森がゾーン吉田を簡単に見送り三振に討ち取ったのにはびっくりした。相性とも言えるし、宮森が初登板からのパ・リーグ無失点記録を更新している理由がそこらへんにあるのかもしれない。
田嶋を攻略?
天敵田嶋を攻略したのはよかった。いや、果たして「攻略した」と言っても良いのだろうか。6回まで辰己の2安打のみに抑えられていたわけだから。
7回裏の先頭・山崎のヒットに始まり、茂木もヒットで続いた。初めての連打...というか、終わってみればこのゲームで唯一の連打だった。これを続く浅村がすべて得点に変える3ラン。たちまち同点にした。ほんとうに1チャンスだった。
ここにきて、田嶋ゲームで負けなかったのは収穫といっていい。