M2−3E
昨日のゲームは最後の1イニングだけで疲れ果ててしまった。1点リードで迎えた9回裏の守り。ソンは8回だったので締めのマウンドは酒居か安楽しかいないところでコールされたのが安楽。安楽のクローザーは2度めになるのかな。ピンチで出てきての火消しは実績十分の安楽なんだが、クローザーとしてはまだちょっと不安。力みからかストライクが入らなくなるシーンが前回登板から続いていた。
そんなだから、逆転サヨナラという結末の「安楽劇場」だけは見たくないぞぉーと目を細めて見ていたんだけど、やっぱりそっちの方へとドラマは進んでいく...みたいな展開。2アウト2塁でラストバッター加藤には代打・安田だ。まだこんなのが残っていたか...というキャスティング。安楽は安田を四球で歩かせ「これでもか」と盛り上げていく。で、結局トップ荻野との勝負にしてしまった。すごい、すごいよ...、いや、まずい、まずいよ....ロッテにとってこれ以上無いバッターにしてしまった...。これはもう駄目かと思ったけど、最後はセカンドゴロに打ち取った。意外とあっさりとしたラストだったなw。
普通なら勝って空にでも舞い上がりたい気分になるところなんだけど、なんか腰が抜けてしまって脱力感だけが残ったw。次はもっとかる~くしめてください、おねがいしますw。
殊勲はやっぱり9回表に勝ち越しタイムリーを打った渡辺佳明だろう。ものすごーく集中していたね。フルカウントになったときだったかな、一度打席をはずして気合を入れ直していた。おぉ...集中している、まだ諦めてないゾ、ヨシアキは...と思った次の瞬間のタイムリー2ベースだった。いいねえ、山崎と渡辺佳明、ラッキーボーイが2人も出てきたw。
先発のノリだが、7回120球2失点は相手のロウキとほぼ同じ。悔しいけど、高卒2年目の怪物との勝負は引き分けだな。ただロウキの球数は88球だから、どうにかこうにか引き分けた、という感じだろうか。
しかし昨日のノリは良かったと思う。初回、2回と1失点ずつ許してしまったが、4回に味方が同点にしたあとはしっかり抑えていたからね。悪いときのノリなら味方が同点に追いついたところでまた失点していただろう。踏みとどまったし、7回までピシャリと抑えて渡辺佳明の勝ち越しタイムリーへとつないだ格好だ。
8回のソンもよかった。3番中村から始まる強烈打線を抑え込んだ。
強烈打線といえば、ロッテの昨日のオーダーが極端ですごかった。1番荻野、2番角中、3番中村、4番マーティン、5番レアード、6番エチェバリア...。
3番までがチャンスメーカー、4番からはポイントゲッター、これだけ分かりやすくて効果的な打線もないな、たぶん。
ロッテのマーティンとレアードはちょうど楽天が日本一になったときのAJとマギーに似ている。その破壊力、得点力は間違いなくあの2人に匹敵するな。改めて、このエゲツない打線を抑えたソンにアッパレをあげたいw。
そういえば、ソンが8回裏に乗ってきたリリーフカーを見てハタと気づいたことがあった。その前に相手の佐々木チハヤが乗ってきたリリーフカーを見ていたからだ。リリーフカーがベンツというのはいいのだが、その車の色が問題だ。チハヤが乗ってきたのは白いベンツだったのに対して、ソンが乗ってきたのは黒のベンツだった。何を今更、という方が多いのかな。私は知らなかったよw。
白星(勝ち)と黒星(負け)を意識したカラーであるのは疑うべくもない。やるなあロッテ...。細かいところまで徹底された戦略である。念の為、ネットで確認してみた。見間違いではなかったなw。
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