年齢的なもの...
ここ1年近く膝痛に悩まされていた。一時は整形外科に通った時期もあったが、2回め以降は湿布薬を処方されるだけで、特別な治療や処置を施すわけでもなく、医師のやる気が感じられなかった。「これは年齢的なもので怪我でも病気でもないから...」そんな空気が伝わってくる診断だったから途中から行かなくなった。けっこう評判の良かった整形外科だったので、それがこの程度ならほかも変わらんだろうと思った。
「膝痛は治らない」は本当か?
膝痛は治らない、というのが私の中での常識になりつつあったが、最近、ちょっとした変化が見え始めている。膝痛の症状が非常に軽くなってきたのだ。
膝痛の症状が軽いか重いかは足の屈伸時にわかる。立ち上がるとき、仰向けに寝ていて膝を曲げた状態から伸ばすとき、それがスムーズにできるか、痛みを感じて伸ばしづらいか(立ち上がりづらいか)。で、これらのことが以前に比べてかなりスムーズにできるようになってきた。そういうことである。
この3つが効いている
「膝痛は治らない」と自分に言い聞かせる一方で、実は密かに膝痛を治すことを意識して実行していたことあった。やってたことはそれほど多くない。で、やってる本人だからこれが効いているという感覚もあった。たぶん下の3つだろう。
- 変な格好でテレビを見ない
- 風呂に入ったときに正座する、足の屈伸をする
- 膝を反らすストレッチ
ざっくり、この3つが3ヶ月くらい前から真面目に取り組んでいることだ。専門家ではないからそれらしい説明はできないが、膝痛とつきあってきた当人だからわかる感覚もある。。
もう少し具体的に書いてみる。
具体的にはこんな感じ
変な格好でテレビを見ない
1つめの「変な格好でテレビを見ない」であるが、これはようするに悪い姿勢を長時間取らないということである。
私の場合は横になってテレビを観るときに壁に頭をつけて首を鋭角に曲げた状態で観ていたのを止めた。単純なことだが、たぶんこれが一番の原因ではないかと思っている。というのも、膝痛は突然に、しかも事故にあったといった直接的な原因が思い当たらなかった。で、数ヶ月前から始めた悪習慣が原因じゃないかと思い当たったのだ。ちょっとした環境の変化があって始まった悪習慣だったが、それを数ヶ月前に止めた。というか、そんな格好でテレビを観なくてもいい環境に戻ったというのが正解かもしれないw。「姿勢」なんて膝とは直接関係のないことのように思えるが、「姿勢」の膝への影響はきっとかなり大きい。
風呂に入ったときに正座する
2つめの「風呂に入ったときに正座する、足の屈伸をする」は何か健康番組で紹介していたのを始めただけだ。ところが、これをやったあとの膝の屈伸が実にスムーズであることがわかった。なので続けている。
膝を反らすストレッチ
3つめの「膝を反らすストレッチ」は座った状態で足の下に台を置き、足と床の間にスペースを作ったら、その状態で膝を上から下に押してやる、または自分で膝を反らすように力を加える。これだけ。
このストレッチ、足を伸ばすときに違和感があるときなど自然に「やりたい衝動」にかられる動作である。膝痛の人には分かってもらえる感覚ではないだろうか。で、これもやったあとに膝の屈伸が楽になったことから続けている。効果はてきめんだ。
3つの順番が大事
ただ、よくよく考えてみると、上の3つには段階(順番)があって、まずは一つめの姿勢矯正、これで良くなる感覚が出てきたところで二つめ、三つめのストレッチを始めて、これが気持ちよくて継続できている...と、まあこんな感じだ。
これらと同じようなストレッチをやりたくてもできない時期はたしかにあった。悪い姿勢でテレビを見ていた時期である。2つめ以降のストレッチが無理なくできるようになったタイミングでそれを継続することがポイントに違いない。
さいごに
なので、やるときは
- 無理はしない。
- 気持ち良かったら続ける。
これは大事だと思う。
まずは姿勢。
たぶんこれは人それぞれなので、気づかないところで悪い姿勢を長時間続けていないか、そこらへんを見直すところから始めると良いと思う。