わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

オフスピードのボール

涌井がライオン相手に2回ノックアウトだったことは書いた。直前のエキシビジョンマッチのタイガース戦ではそこそこいい内容だったと聞いていたので後半戦はやってくれるだろうと期待していたのだが、蓋を開けてみたら...。ちょっと言葉にならない。
こんな涌井だけど、じゃあ次の涌井のところは石橋で行こうとか、西口、お前が行ってみろ、とはきっとならない。何事もなかったかのように中6日で登板させるのだろうと思う。石井監督の涌井に対する信頼はそれくらい別格だろうと思うし、ファンとしても涌井に対する信頼の貯金はまだ残っている。次も続けてノックアウトされるようだと残高マイナスになるかな...。

で、一昨日の涌井のピッチングを石井監督や小山コーチはどんなふうに見ていたのか気になって、スポーツニュースを探してみた。そうしたらありました。中スポさん。

私はバッターの反応から昨日の涌井のボールについて「ボールの強さが無かった」みたいな感想を書いたのだったが、石井監督と小山コーチは緩急が使えていなかったことを指摘していた。

以下に引用すると

「コントロールも精度がなかったし、緩急もうまく使えていなかった。変化球の精度も良くなかった」(石井監督のコメント)

「全体的にオフスピードのボールがないから、まっすぐと球速帯が一緒。去年みたいにシンカーの抜けが良くないので、バッターは嫌じゃないのかなと感じた。次戦に向けて、変化球の抜けをもう一回洗い直していければ」(小山コーチのコメント)

こんな感じ。


ちなみに涌井のコメントはこうだった。

「甘い球というか、逆球が打たれたのは1球だけです。自分の中では反省してます」(涌井のコメント)

なんか反抗的なコメントであるw。記者に「逆球が多かったですね」とかなんとか振られたのかもしれない。「逆球が打たれたのは1球だけです(が、それが何か?)」みたいな返しになっているww。ま、涌井は行動で示す男なので、この質問をした記者やガヤガヤ心配そうにしていた我々ファンのことを次はきっと見返してくれるだろう。

それはそうと小山コーチの「オフスピードのボール」というのがちょっと新鮮だった。岸もそうだが、田中も涌井も、そろそろボールの強さで勝負できる年齢ではないということかもしれない。強さ(スピード)にもオンとオフが必要だということだ。