L 10−2E
涌井
涌井が序盤にゲームを壊してそのまま修復できずにゲームセット、みたいな第3戦だった。ま、勝つときは僅差、負けるときは大敗は強いチームの特徴らしいから、いいんじゃないか、こういうのも...と負け惜しみ。
ゲームを壊した先発の涌井だが、エキシビジョンマッチでは修正したというフォームで見事な虎退治をしてみせた。ただ、ライオンには2回でやられてしまった格好である。*1
虎退治のときの涌井を見ていないので、感覚的な比較もできないわけだが、昨日の涌井は高めに外したボールを簡単に打ち返されていたから球の強さ自体がその程度だったということだろう。オリンピックインターバルにフォーム修正に夢中になりすぎて十分な休養がとれなかったか。前半戦の疲れやら何やらが今頃になって出てきたとしたら大笑いである。ま、体力には定評のある涌井なのでそんなアホな原因ではないとは思うが。フォーム修正の微妙なところでまだしっくり来ていないのかもしれない。そういうことにしておこう。
西口と高田萌
涌井のあとは、西口と高田萌で2イニングずつ。この2人は先発候補という意味で目下のライバル関係にあるわけだが、西口が無失点で切り抜け、高田は4失点だった。この失点が示すとおりの差が2人の間には明らかにある。2人の違いについては、ストレートがどうこう、変化球がどうこうと上手くは説明できないが、ゲームメイクという意味でのピッチャーの適性は西口の方が高田よりも2、3歩リードしている印象だ。
オコエの守備
気になったのがオコエの外野守備である。ライトへの外野フライでオコエの目の前に落ちるヒットシーンが何度かあったが、あれは辰己だったら捕っていたんじゃないか...とか思ったり。もっと言えば、以前のオコエなら捕っていたんじゃないか(捕りに行ってたんじゃないか...)。
打席でのオコエが大人びて見えたというのは良い意味での印象だが、守備で見せたオコエの判断も「大人の判断」といえないこともない。守りに入ったか、オコエ瑠偉。無責任な感想になってしまうが、あそこはダイビングしてでも捕りにいく姿勢を見せてほしかった。
*1:涌井は2回49球6安打6失点