うらやましい助っ人
交流戦直前のロッテとのカードは2勝1敗で勝ち越し。7回1失点と先発としての役目をしっかり果たした田中には勝ちがつかずに、6回4失点で降板した涌井と7回途中5失点で降板した早川に勝ち星が付くという「プロ野球あるある」のカードになった。
ま、勝ち越したので良しとするが、「ロッテ打線怖えぇー」という印象はまったく変わらない。というか、より一層強くなったw。先発投手にまだ付け入るところがあるのでなんとか勝負になるが、一昨日の美馬のようなピッチングをされたらとてもかなわないな。
1番荻野、2番マーティン、3番中村、4番安田(で一息つけるかな...)、5番レアードって、これを相手にする先発ピッチャーが気の毒でしょうがない。1番荻野、3番中村がリーグきっての超曲者だし、2番マーティン、5番レアードはそれぞれホームランが14本と10本でパ・リーグのホームランランキング1位と3位の超高性能大砲ときている。「一息つける」などと失礼なことを書いてしまった安田だって、「打点」を見ればうちの島内に次ぐリーグ2位の33打点*1、楽天で島内の次にくる大地が21点だから今シーズンの安田がどれだけ勝負強いかわかるというものだ。国産はまぁこんなものだとしても、助っ人外国人のこの充実ぶりはなんとも羨ましい限りである。
これからの助っ人
しかし、昨日のゲームではうちの助っ人も負けていなかった。ディクソンが6回に勝利を大きく引き寄せる3ランをかっ飛ばしてくれたのだ。これは効いた。前日のゲームでもいい感じの大きな当たりを打っていたからそろそろエンジンがかかってきた可能性大である。で、その可能性を一番感じているのがディクソン本人だと思うので、交流戦ではいよいよ助っ人の本領発揮となってほしいね。
これからの国産
ディクソン以外の攻撃陣では同じく6回、キャプテン茂木に勝ち越しタイムリーが出たのは良かった。何が良かったか、もちろん1アウト満塁のチャンスでタイムリーを打てたことだ。
最近の茂木は、回ってきたチャンスをことごとく潰してきた。それでもキャプテンであることに変わりはないし、スタメンで使われることも変わりはなかった。どれもこれもが彼には苦しいことだったに違いない。ただその苦しさは自分の結果で押しのけるしかないのだ。
1点ビハインドの中盤に回ってきた1アウト満塁の大チャンスは茂木にとってどれだけプレッシャーのかかる場面だったことだろう。そこで打てたタイムリー2ベースだった。これ以上ない明るい材料になった。
打たれても6勝目
6回表の5得点で逆転、4点リードに変わったが、今のロッテには4点差なんかあってないようなものだった。ボールが浮き出したかなという感じの7回裏の早川から1番荻野が犠牲フライで、2番マーティンが2ランでたちまち3得点、1点差まで詰め寄ってきた。ほんと「ロッテ打線は怖えぇ〜」のである。冷静沈着な早川ではあるが石井監督もさすがにここは安楽へスイッチ。1点リードを死守した。
これも持ち味
そして8回からソン→松井裕樹のリレーで逃げ切り体制に入ったわけだが、松井裕樹のところが1番荻野からの打順だった。「松井裕樹かわいそう....」という打順だったわけだが、1番荻野から5番レアードまでの猛烈打線を2、3塁というピンチを作りながらもなんとか0点で切り抜けた。松井劇場(結果オーライ)は松井の持ち味である、この頃はそう思うことにしているw。松井アッパレであった!。
さいごに
さて、ホークスも勝ったので、とりあえず2位での交流戦突入となった。楽天は投手陣はある程度計算できる。あとは攻撃陣ということになるが、昨日のゲームでは唯一の「助っ人」とキャプテン「茂木」に明るい兆しが見えてきた。直前カードの最大の収穫であった。
*1:ちなみに島内は34打点