Bs9−4E
先発の涌井がまさかの3回降板。涌井に全幅の信頼を置いている石井監督も3回6安打5失点ではさすがに引っ張れなかったようだ。前回の日ハム戦も「らしくなかった」し、...というか、日ハムもオリックスも他のチームとのゲームを見ていないからなんとも言えないけど、楽天戦になると急に「まるでどっちが首位」みたいなチームに変わってしまうのが不思議。
涌井とは反対に、相手の山岡は「これが山岡だ」と言わんばかりの「良い山岡」だったから初回の3失点が余計重かった。
そんな中でも内田の3ランは明るい材料になった。2軍に落ちてもう上がってこないだろう、「首を洗って待ってろ」状態かと心配していたが、石井監督は「右の大砲」候補としてまだ諦めていないようだ。
首の皮一枚、ぽとりと落ちそうな中でぎりぎりセーフのような一発、しかも3ランはインパクトあったと思う。この選手も才能はあるが「自信」を維持できずに迷いだんだん先細りになって消えていくようなところがある。少しくらいのスランプであれこれいじらずに「良かったときのイメージ」を辛抱強く貫けば一皮むけると思うんだがなあ...。石井監督も我慢強く見てくれていることが分かって少しは腰が据わるだろうか。一本出た次のゲームが大事になってきた。
さて、涌井のあとを受けた西口。先発の調子によって思い出したかのように使われるのでちょっと気の毒な感じがしないでもないが、使われるだけマシなのだからこういうチャンスに点数を稼ぎたいところ。ただ昨日の西口は前の涌井をコピーしたかのような3イニング4失点という内容。制球が不安定だった。西口はここが我慢のしどころ。先発するタイミングは必ず来る。
で、今日はマー君。ちまたでは「なんかマー君ふつうじゃね?」という空気が漂い始めている。その空気を察してか「そろそろ完全体に...」と今まではさも抑え気味であったかのように印象づけたい向きの情報発信もあったり。
ま、皆マー君の圧倒的なピッチングを心待ちにしているのは間違いない。ただマー君のピッチングスタイルが急変するとはとても思えない。ボールが暴れるタイプのピッチャーではないので太田の配球が読まれると攻略されてしまうという場面はこれからも出てくるだろう。最近は「過度の期待は禁物」と自分には言い聞かせているw。あとはマー君らしい危機察知能力と修正能力でもってゲームは作ってくれるはず。ギアチェンジの分かる場面が増えてくれると本当は嬉しいんだけどね。
そろそろ「全開」のマー君が見られそうという報道なんかもあったので、今日のゲームなんかはちょっとだけ期待して観戦しようと思う(・∀・)。