わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

下妻がキャッチャーだったら違っていただろうか…。それを言っちゃぁおしまいよぉ。

H6−4E

昨日の岸が特別制球が悪かったという印象はない。ただよく打たれた。3回7安打5失点は単なる力負けだろう。
そのあとをリリーフした西口が4回から6回まで投げてこっちは1失点。最初から西口でもよかったな...は後の祭り。

岸が先発のときのキャッチャーは下妻と決まっていたが、なぜか昨日は太田との組み合わせだった。色々な見方があるのは承知しているが、岸というピッチャーはキャッチャーとの組み合わせで「変わる」と私は思っている。そんな岸だから、太田だって要らぬ気を遣ってやりづらかったろうと思う。

気分屋でこだわりが強そうな岸王子、王子のピッチングを熟知した下妻とのバッテリーだったら別の展開があったかもしれないw。...はまさに「たられば」なんだが、そう思ったスポーツ記者もいたようで、同様の質問をした記者に対し岸は次のように答えている。

「配球の部分で変わる部分はあるかもしれないですが、球種の選択は自分の責任でもありますので」

ま、そう言うしかないわな。
ただ、「球種」の問題というよりは「球威」の問題だろう。球威あっての「緩急」なのだから。で、岸はまさしく「緩急」のピッチャー。そして下妻は「緩急」の配球が上手いキャッチャーなのだ。だから岸には下妻という組み合わせなんだが、昨日の岸の「球威」では下妻の配球でもカバーできたかは疑問である。

一昨日の瀧中の2回以降のボールや、昨日の西口の150キロ台のボールを見せられると「岸の衰え」が露骨に見えてくるから皮肉だ。投球術で抑えるしかないピッチャー、しかも気分屋と来た。初組み合わせで結果を出せというのは、さすがの太田にも荷が重かっただろうし、岸対応で頭がいっぱいいっぱい、期待のバッティングにも集中できてなかったのは明らかだ。

今回の組み合わせ(変更)については、その意図を石井監督に聞いてみたいものだ。白星から遠ざかっている岸に何かキッカケ(変化)を与えたかったというなら完全に失敗だった。

守りの「たられば」がキャッチャーなら、攻撃の「たられば」的には4回表の0アウト満塁のチャンス。あそこで無得点だったのは痛かった。ま、0アウト満塁で0点は「野球あるある」には違いないんだけどね。

このゲームでの見どころをあげるとすれば、まさかの「村林スタメン」だろう。
この「まさかくん」が5回に3点差に詰め寄る貴重な2ランを打っちゃった。初ホームランだったらしい。チームはそのあとも1点追加し2点差まで追い上げた。ゲームの流れに変化が見えかけたのは間違いない。
でも、さすがにホークスのリリーフ陣は磐石で追加点を許さなかった。今回のホームランが村林のバッティングに何か変化をもたらしてくれたらスタメンで起用した甲斐があったというものだ。この先の村林のバッティングの変化に注目だ。
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さて、今日の先発は則本。結局は1勝1敗でのバトンとなった。一時期連勝ストッパーの異名をとった則本だったが、今シーズンは一味違う。期待したい。
それから相手は40歳の和田である。和田がどんなピッチングを見せるか、36歳の岸にしっかり見ててほしいねw。岸にはまだ戦力でいてもらわなくてはいけないから...。