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ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

渡辺佑樹が支配下登録に。これがモデルケースになるといいね。 / 先発ローテの残るひと枠はだれに...

渡辺佑樹が支配下登録に。これがモデルケースになるといいね。

今シーズンの注目選手のひとりに数えていた渡辺佑樹。いよいよというか早くもというか、支配下登録されたようで良かった。背番号は150から45に。

昨オフに戦力外になってそれから育成契約を結んだ。で、今シーズンいきなり春季キャンプを一軍で迎えることになって、開幕前に支配下登録された。
なんかジェットコースターのような身分変更で大変だったと思うが、渡辺にとってはそれぞれに意味のある変化だったのかもしれない。ややショック療法的な経過を辿ったけれど、そのおかげでプロで生きていくための武器(左のサイドスロー)を手に入れることができた。

よその球団のことはよく分からないが、楽天に限って言えば最近は早い段階で戦力外を宣告されるケースが増えてきた気がする。他球団とのトレードもそうである。
石井監督(GM)の方針なのだと思うが、結構うまく展開している印象があるがどうだろう。選手自身が自分を見直したり、色んな意味で踏ん切りをつける良いタイミングになっているような気がする。

渡辺佑樹の場合もそうだった。そのタイミングに合わせて石井監督はひとつのヒントを与えた。石井監督に言わせると「リクエスト」という言い方になるようだが、そのヒントが渡辺に見事にはまった。というか渡辺がそれに見事に応えた。球団が期待する以上の準備をしてキャンプを迎えたし、実戦でもそのとおりの結果を出してくれた。まさに理想的な展開となったのだ。

横尾とのトレードで日ハムへ移籍した池田隆英も似たようなケース。19年オフに戦力外になったと思ったら20年には育成契約しオフに支配下になった。で、今シーズンの春季キャンプではしっかり結果を残し、1対1のトレードが成立するくらいの「戦力」として認められたわけだ。
以前の池田ではトレードは成立しなかったはずだ。「戦力外」がステップアップのひとつの切っ掛けになったという面では渡辺佑樹のケースと同じである。

早い段階での「戦力外」、というか、早い段階の戦力外だからこそそれを切っ掛けにリスタートできたとも言える。どちらもモデルケースになってくれるといいなと思ったり。

先発ローテの残るひと枠はだれに...

四天王+ゴールデンルーキーで先発の5枠はほぼ埋まった。残るローテ枠はひとつだ。それを狙える位置にいるのが3人。これは石井監督が具体的に名前をあげている。
塩見、辛島の2人はサウスポー。残るひとりが瀧中だ。サウスポーの2人はもはやベテランの域にある投手。瀧中は昨シーズンの後半から頭角を見せ始めた若手だ。

石井監督の選出のポイントはひとつ。「試合を作れるかどうか」ということのようだが、その点は3人とも実績十分と言えるだろう。

ただ、私的には今の勢いから見るに瀧中が頭半分リードしているような気がする。彼のゲームメイクの上手さは本物だし、安定感も問題ない。チームの長期構想的な面から見ても若手が早川一人ではちょっと寂しい気もするし…。

辛島にはロングリリーフという特殊技能がある。マウンド度胸もあるし、対応力の高さも十分だ。先発枠に余裕がないなら別だが、これだけのメンバーがいる中で辛島をローテで起用していくのは少しもったいない気がしないでもない。ここはロングリリーフ要員という秘密兵器として待機させるのも一つの起用法だと思っている。

残るは塩見。これは実に悩ましい。まさに先発向きの投手だからだ。しかも貴重なサウスポー。なのでどこかの枠にははめて使いたいところだ。
となると、早川もしくは瀧中のサブ的位置付けだろうか。好調時の塩見なら四天王の代役も十分に務まるしなぁ...。いやあ....それにしても贅沢な悩みだw。

ほかにも西口、石橋、弓削....あと藤平もどっかのタイミングで出てきてほしい。昨シーズンもローテを最後まで守りきったのは涌井くらいだったからチャンスはきっと巡ってくるはず。

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残るイスは一つ...