わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

岡島も再変更

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もはや楽天の話題は「岡島のポジション変更」というニュースくらいしかなくなった。

「元に戻す」が多いような...

捕手登録でスタートした今シーズンだったが、結局、一軍ではマスクをかぶることは無く、一塁と外野手だけの出場だった岡島。来シーズンは10年の節目のシーズンとなるようだが、「外野手」登録に戻してスタートするということらしい。

松井裕樹のクローザー復帰といい、則本のワインドアップ解禁といい、行ったり来たりと迷っている選手が多い感じ。他球団の場合はよく分からないけど...。

打てる捕手

岡島の場合、結局は「一軍での出場機会が多いポジション」はどこ?という選択基準しかない。で、「捕手」でやってみようと思った理由を考えてみると、絶対的な存在だった嶋がいなくなって「打てる捕手」のニーズがチーム内に出てきた、もともと捕手だった経験を使わない手はない、...と見たのではないかと思う。

ただ、「打てる捕手」という意味では若手の太田光がそれこそピカッと光るところを見せていたし、太田が怪我で戦線を離脱したあとは、「打てる」ことよりも先発ピッチャーの良さを引き出すリード面だったりピッチャーとの相性だったりが重視される起用になっていた。
つまり、捕手としてのブランクの長かった(経験値の少ない)岡島には捕手としての出る幕はなかったのである。もちろん、岡島の「打てる」だったり「勝負強さ」だったりを使いたい場面はあった。けど、そのニーズは戦略的に外野手との併用の方が使いやすい(使われやすい)ということがわかった。そういうこと。

年齢を考えると...

コリジョンルールでホームでの接触プレーが少なくなったとはいえ、キャッチャーというポジションは外野手に比べたら怪我も格段に多い。それに売りのはずの「打てる(打つこと)」に集中させてくれるほど捕手というポジションは単純ではない。

プロ10年目の選手が定位置をかけて挑戦するポジションとして「捕手」というのはほとんど非現実的という感じである。「岡島の良さ」を使う側に売り込むなら「捕手」とのセットよりも「外野手」とのセットの方が売れる。外野手への変更は非常に分かりやすい自然な選択だったなあ...と思いながら上の記事を読んだのだった。