わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

ライオンに食いつかれるのも時間の問題。三木イズムとは何だったのか...

E2−5L

上のロッテばかりを見ていたら、いつのまにか後ろからライオンに噛みつかれそう。この敗戦でとうとう4位ライオンとの差が0.5となった。で、上のロッテがホークスに勝ったのでその差は6.5に...。もはや2位上昇(CS進出)が危ういばかりか、4位転落も時間の問題である。

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ライオンとのカードのときはこのイラストを使うことが多いね。たまには逆にしたいよ。

チーム全体の印象としては「地に足がついていない闘いぶり」に見える。ピッチャーは慎重過ぎるし、攻撃陣は淡白過ぎる。そして抵抗なくズルズルと敗戦、そんな感じ。
ピッチャーの慎重すぎるについては、先発の塩見が「慎重に行き過ぎた」と降板後のコメントを出していたようだ。「大胆に行き過ぎた」り、「慎重に行き過ぎたり」とライオン打線を前にしたときの楽天ピッチャーの動揺ぶりがよく出ているコメントだと思う。で、塩見が負けたときのコメントは毎回どっちかである。
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エース涌井のピッチング信条に「ピッチャーの四球は野手のエラーと同じ」というのがあるらしい。昨日のゲームでの楽天ピッチャーの四球は5で、ライオンのピッチャーの四球は2だった。偶然だとは思うが、まさにスコアと一緒、エラーが相手の倍以上出ては勝てるはずがない。
もちろん四球の全部が全部失点に絡んだわけではなかったが、塩見が味方が先制した次のイニングで逆転されたときは山川に対する四球が絡んでいたし、寺岡が8回に2失点したときもメヒアに対する四球が重く絡んでしまった。

「慎重過ぎた」と言えば聞こえはいいが、要は逃げ腰だったということだろうし、「大胆過ぎた」は相手に呑まれてしまっている状態だろう。「過ぎたるは及ばざるが如し」とは昔の人もよく言ったものだと思う。

さて、ときどきテレビに映し出される楽天ベンチだが、三木監督と野村作戦コーチが2人で何やら耳打ちし合う映像が映る。野村が話しかけているのなら普通にある光景だが、三木が野村に話している光景も多い。どうも独りでは今の状況を背負いきれずに助けを求めているように見えてしまうのは気のせいだろうか。「お友達ベンチ」と揶揄する向きもあるようだが、たしかに強いチームではなかなか見られない光景である。強いチームの大将(監督)はスコアの如何にかかわらず、一人デーンとベンチに座って腕組みでもしているイメージがある。そして、動くときはその責任を一身に背負い采配するのである。ひそひそ相談して決めているようでは実に心もとない。
...などとどうでもいいベンチの粗ばかりが目につく今日この頃である。過去記事にこんなのを書いていたこともあったが、正直、三木さんのイメージが揺らいでいる。
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ちょうど1年前にはこんな記事も書いていた。
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選手へ丸投げの平石イズムに限界を感じ、「一球一球に指示」という三木イズムに興味(期待)を持ち始めた頃だ。で、その三木イズムだが、今のチームにはたして浸透しているのだろうか。浅村や大地のでき次第でゲームの流れが決まってしまうとか、計算できる先発が涌井や岸といったもともと実績のあった、これまた移籍組だけになっているという今のチーム状態のどこに三木イズムが生きているというのか。三木イズムは2軍では通用しても1軍では通用しないということか。いろいろ考えさせる急降下である。

今日は石橋。ほかにいないんかい?という結果にだけはならないように祈りたい。