E3−6L
先発の塩見は課題だった初回を上手く立ち上がり、さぁ、あとは尻上がりに良くなって攻撃陣の先制点を待つのみ...。と普通ならなりそうなゲーム展開でしたが、相手の先発が来日初登板の「初物」であったことに加え、投げるたびにモーションは変わるは腕の高さは変わるは、クイックかと思えばトルネードというような超変則ピッチャーときた。しかも、制球も安定していて、四球で自滅するタイプでもなさそう。それどころか、際どいところにピタリピタリと投げ分けてくる。楽天は3回まで毎回3人ずつ綺麗に凡退の山を築きました。3回なんて3者連続三振だったし...。
この先発の名は「ノリン」。また厄介なピッチャーが現れたものです。あれだけ色々なモーション、フォームから制球良く柔軟に投げてくるのだから、相当高い身体能力、バランス感覚の持ち主なのでしょう。ソフトバンクのモイネロを最初に見たときと同じくらいのインパクトがありました*1。何もデビュー戦を楽天戦にぶつけて来なくても...。そんな感じです。
さて、我が先発の塩見。ここ数シーズン故障に泣くことはあっても、いざマウンドへ立てばベテランらしいピッチングを安定して見せてくれます。メンタル面も年齢相応にタフになってきたなあと感じさせるようになっていたわけですが、(相手先発との)競り合いになったときにはまだちょっと競り負けるところがあるかな。3回には2ランを打たれ先制されました。
塩見はランナーためてホームランというパターンが意外と多い印象(イメージ)です。4回にもスパンジェンバーグの2ランを含む3失点で計5失点。5回で降板しました。「大胆に行き過ぎました」は塩見の前回のコメント。今回も同じコメントか...。
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次のシャギワもキッチリ失点するパターン。どうも悪いイメージが付いた(残った)ままという印象ですな。こうなると処方箋としては「実戦で自信を取り戻す」しかないというところが実に悩ましい。
さて、超変則ピッチャーの初物ノリンでしたが、浅村とロメロのホームランでどうにかこうにか3得点はできました。あれが無ければ完全に「手玉に取られた」格好でした。悔しいけど...。
ここは浅村とロメロに当たりが戻ってきたことをプラスに考えることにします。ポジティブシンキング...。
ホークスとがロッテが負けませんね。
ホークスもロッテもどっちも負けませんね。日ハムもオリックスもどうしちゃったのでしょう。
— 上杉麟太郎 (@rintaro49) August 29, 2020
日ハムもオリックスも楽天とやるときと同じチームとはとても思えないのですが...。ソフトバンク、ロッテ、日ハム、オリックスは4者協定でもあるんじゃないかと勘ぐりたくなるような日ハム、オリックスの豹変ぶりです。
*1:話は変わりますが、モイネロに先発転向構想が出ないところがホークスの凄いところだと思う...。