わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

「投げミス」というより「投げ罪(という犯罪)」に近いものを感じました。

E3−4L

いやあ、もったいない。昨日の塩見なら初回の先制3点だけで勝ちパターンだったのに、どこをどう間違えば6回に山川に3ランを打たれ、中村にソロを打たれて逆転などというゲームにできるのか。最もホームランを警戒すべき2人のバッターにそろってホームランを献上してしまう、これはだれがどう見てもバッテリーのミスですな。いや、犯罪でしょ。塩見(というかバッテリーというか)が自分でゲームを作って途中で自分の作ったゲームを叩き壊したような展開になってしまいました。パイロットがそれをやってはいけない場面で逆噴射操縦したようなものです。

三木監督は「追加点を取れなかったことを反省」とコメントしていたけど、やっぱり一番反省すべきは塩見と足立だろう。何度も言う通り、最も警戒すべき場面の最も警戒すべきバッターにやられるってどうよ。
塩見は降板後に「投げミス」とコメントしていたようだけど、あれは「ミス」というより「犯罪」だよ。プロのピッチャーが、しかもそれまであれだけナイスピッチングを見せていたピッチャーがあれをやってはいけない…。
足立も足立だ。あれだけ絶好調の塩見が「投げミス」するようなボールから入るか?。山川の3ランは初球を持っていかれたわけだけど、足立にしてみれば(塩見が)絶好調だったから投げミスなんてしないだろうと思ったか、それともビッグチャンスだから(山川が)まさか初球から来るとは思わなかったか。足立はたしか内角高めに構えていたと思うんだけど、ボールは外側ド真ん中の甘いストレートでした。NHK解説の小早川さんも「今日、初めてきた(甘い)ボールでしたね」などとコメントしていたくらい甘いコース、甘い高さのボールでした。まさに打ってくださいと言わんばかりのボール。そんなボールを何故あの場面で投げなきゃ(投げさせなきゃ)ならないの、もはややる気でやったとしか思えない。

やっぱり人間と人間の勝負なのだなあ。警戒すればするほど甘くなってしまう...みたいな。いやあ、人間らしい。人間は罪を犯す。
で、足立には「人間だから間違いもある」ということを前提に初球を入ってほしかったなあ、つまり慎重にの上にも慎重に…。と言ってももはやこれはタラレバの世界です。でも、それくらい警戒すべき場面であり、バッターだったのだなあ。その一番警戒すべき場面、相手に対し絶対にあってはならない「3ラン」という最悪の結果を招いてしまった...。
いつもなら「打ったバッターを褒めるべき」とお茶を濁して終わるところなんだけど、確かにそれもあるんだが、それで片付けるにはあまりにも悔しいので。
なので、少ししつこいですが、初球の入り方はもっと他にあったと思います。そこらへんの感性、危険を感じ取る感覚のようなものが足立には足りなかったのではないかと思うわけです。...とここまで言うと言い過ぎですか。

それにしても裏(ローテ)では勝つけど表でなかなか勝てません。不思議です。今日は岸が先発のようですが、まさか3連敗はないでしょう。そうなったらそれこそ「重罪」です。
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