NPBの12球団代表者会議が4月24日の開幕を目指すことを決議しましたね。
当初は4月10日までの開幕延期と言っていたわけですから、2週間後ろにずれた格好です。
この決議に伴って今日以降予定されていたパ・リーグの練習試合は休止になりました。
無観客なので収入は0、観客を動員してのゲームの開催が未定なのに、移動費や滞在費ばかりもかけていられない...。そういう判断があったのかもしれません。
再開は4月10日かららしいです。
上の記事の斉藤コミッショナーのコメントを読むと、昨日の段階で他に決まったことは、
- 現時点では五輪の延期は考慮していない。
- 開幕が4月24日となった場合のCSや今後の日程についてはこれから検討する。
少しずつ土俵際へ追い詰められている印象です。
先日、こんなニュースも流れていました。
とうとう「開幕断念」という意見が出てきましたか...。
— 上杉麟太郎 (@rintaro49) March 22, 2020
球団経営の専門家が提言「NPBは今季開幕断念の宣言を」 https://t.co/v9j8ETwNBp #日刊ゲンダイDIGITAL
「開幕延期」ではなく、「開幕断念」という意見です。
中止や延期はあり得ないとしていたオリンピックさえもとうとう「延期の検討」に入りました。
この場合の「延期」とは「年内の延期」、「翌年」、「翌々年」。
最悪「4年後」(ここまで来れば単に中止というふうにも見えますが、4年後にまた東京でやるということだと延期ですね。)ということも考えれます。
プロ野球の「開幕断念」がもはや選択肢から「当然に外れる」という状況にはありません。
ただ、斉藤コミッショナーのニュアンスには「オリンピックの延期が決まれば、その空いた期間でプロ野球の延期分を消化できる...。」という皮算用があるようにも見えます。
IOCによると、オリンピックの延期については今後4週間以内に判断する予定のようです。仮に「五輪延期」となったときには
- オリンピックが開催される予定だった夏の期間を(プロ野球の)ゲームに使える
のはもちろんそうなんだけど、
- そもそもオリンピックが延期になるような事態に「プロ野球」はやっていいのか?
という問題は残りそうですね。
この場合の「プロ野球」と「オリンピック」との違いは、(プロ野球は)日本国内に限った新型コロナの収束状況によって判断できる、という点でしょうか。
いずれにしても、4月10日までは他チームとのゲームはないわけで、再度キャンプインみたいな状況になってしまうわけですな。あぁ...。
最後の手段としての提案、
ギリギリ秋頃まで延期して、12球団のトーナメント方式で日本一を決めるというのはどうでしょう。「パ・リーグ」ブロックと「セ・リーグ」ブロック、決勝が日本シリーズとなります。組合せはドラフトのときのように公開抽選にして、もう超・短期間でやってしまう。
トーナメントの開始がいつになるかにもよりますが、決勝(日本シリーズ)は通常どおりに行う、でもいい。
「開幕断念」よりはこっちの方が良いと思うのですが、どうでしょう...。