- 三木監督が選手たちに走塁理論を伝授という記事
- 野村監督がやっていた「ミーティング」とかぶった...
- 課題は分かっているけど...
- 三木監督がこれまでの監督と違うところ
- 三木ノート
- 追記(ノムさんが楽天の監督になってくれたこと)
三木監督が選手たちに走塁理論を伝授という記事
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三木流「走塁の極意」
- 絶対に帰塁できる距離と姿勢でリードをとること
ヤクルトの山田、日ハムの西川と2人の盗塁王を育てた三木監督流の走塁理論です。
いやあ、三木監督がグイグイ来てますね。パッと見、地味な印象がありましたが、どうしてどうして。存在感が日を追うごとに増しています。
野村監督がやっていた「ミーティング」とかぶった...
この「走塁理論」自体もちろんすごいのですが、私はそれよりも三木流の「座学」の方に興味があります。練習メニューとは別に監督自らが先生役になって選手たちを指導する。まるであの野村さんが練習後にやっていた「ミーティング」のようですね。
このときの座学のテーマは「走塁」だったようです。もっと言えば「リード」のときの意識について。
課題は分かっているけど...
昨シーズンの楽天。リーグ3位ではありましたが、
- 盗塁数はリーグ最低
- 盗塁成功率もリーグ最低
- 送りバントの成功率もリーグ最低
チームの課題は明白です。
しかし、今までこの課題をクリア(改善)できる監督、コーチがいませんでした。
というか、いったい何をどうやればいいのか…。
それが分かる指導者が、それを行動に移せる指導者が、今までいなかった。少なくとも「結果」はそう言っています。
三木監督がこれまでの監督と違うところ
で、三木監督がそれをようやく今、始めようとしている。そんな感じ。
選手たちの反応ですが、一様に驚きと新鮮さと熱心さに溢れているような気がします。選手たちにもチームの課題は分かっていたはず。ただ、どうすればいいかが分からなかった。そういうことでしょう。
梨田さんは「あと1点につながる盗塁を意識づけたい」としてチームの最低目標を70としました。でも、この最低ラインもクリアできなかった。
そして、梨田さんの後を受けた平石さんは「目標の数字を掲げて走っても、成功率が低ければ意味がない。貪欲に次の塁を狙うが、待つ、走るの見極めが大事」として数字の目標さえ掲げませんでした。
どちらの監督時代も盗塁が大事だとは選手たちに伝えていますが、その方法論、具体的な指示までは無かった(これは勝手な想像かもしれませんが...)。要するに選手の判断、センスに任せるスタイル。そこが三木流との大きな違いです。
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三木ノート
まだ、キャンプが始まったばかり。ペナントレースもこれからなので、三木流が功を奏するかどうかは未知です。もしかすると結果は梨田さんや平石さんとほとんど変わらないかもしれない。
でも、やろうとしていることが具体的だし、監督がそのための方向性を明確に示そうとしています。それが伝わってくるだけ、希望というか期待が持てる。
ま、希望や期待という点では梨田さんから平石さんへバトンタッチしたときも同じような感覚を持っていたような気もしますが...w。
かつて「野村ノート」というのがありました。(いや、今もありますね。)
いずれは「三木ノート」というのが楽天出身選手の間で書き継がれていくことでしょう。
いや、既にヤクルトの選手たちの間には存在するのかもしれませんね。
追記(ノムさんが楽天の監督になってくれたこと)
ノムさんが楽天の監督になってくれたことは楽天ファンにとって最大の幸運であり幸福でした。
楽天ファンにとっても最大の幸運の一つでしたね。
— 上杉麟太郎 (@rintaro49) February 11, 2020
マー君「野村監督との出会いが最大の幸運の一つ」 https://t.co/8wy58rUzUi @nikkansportsさんから