侍u23の活躍は何だったのか
昨シーズンの「侍u23」では稲葉監督の抜擢で「主将で4番」を務めた内田靖人でしたが、その重責もしっかり果たし、6年目となる今シーズンこそは大化けしてくれるだろうと大いに期待していたところでした。ところが、蓋を開けてみたら1軍の出場はたったの2試合だけ....。
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内田靖人はいったい何が足りないのでしょう。
三木監督のコメント
今シーズン、2軍で内田のプレーをずっと見てきた三木監督のコメントの中にその答えがあるように思いました。スポーツ報知の2019.11.7のニュースから引用します。
「なんとかしようという姿は見えつつある。あとは試合でどう出せるか。簡単に言うと強い気持ち。相手と勝負する気持ちを持って欲しい。守備も上手だし、投げるのも上手。打撃も力強くて、期待はしています」
最後は「強い気持ち」
やはり最後はそこに行きますか....、という感じですね。
「強い気持ち」
楽天に限ったことではないと思いますが、才能はあるけど「気持ち」の問題から持っている実力を試合で出せずに苦労している若い選手が結構多い。私の印象だとドラフトの上位で入団してきた選手に特に多い印象があります。
スカウトも「気持ち」の才能まではなかなか見通せない...ということでしょうか。
化けるキッカケ
技術的な才能のある選手は「キッカケ」さえつかめば化けるだろうと今まで勝手に思ってきました。
ただ、内田のように「侍u23」に「4番で主将」というポジションで選抜され、それなりの結果を出しても、それを「キッカケ」にできない選手もいます。
内田のu23での経験をもっと上手く地力に変えてやれなかったかな、化ける「キッカケ」にしてやれなかったかな…とも思ったり。
ヤクルトで山田を育成した三木監督の指導力に期待したいところなんですが、上のコメントからは、あとは「本人の気持ち次第」と取れないこともない。
岩見雅紀のこと
「慶応のバレンティン」と呼ばれていた岩見なんかも同じ部類に入る選手の一人ですね。彼ももがいているようです。西武の中村モデルのバットに変えて練習しているらしい。試せることは何でもやってみようという必死さは伝わってきます。
和田恋のこと
あとジャイアンツから移籍した和田恋。この人はまた上の2人とは違ったタイプに見えます。当初はこの人と内田を競わせようという球団の意図も感じましたが、内田には逆効果の部分もあったのではないかという気がします。
三木監督の内田についてのコメントで「相手と勝負する気持ち」の相手とは、対戦チームのピッチャーだけではなく、チーム内のライバルのことも指しているのでしょう。
さいごに
イーグルスの和製大砲候補3人。私の中での期待値ランキングは
- 和田恋
- 内田靖人
- 岩見雅紀
...の順ですが、3人の中のだれか一人でいいから化けてほしいというのが本音です。