わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

前日にせっかく拾った「勝ちゲーム」を翌日にはわざわざ捨てに行ったようなゲーム展開でした。思ったことをいくつか...。

相手先発の佐々木千隼を助ける攻撃

佐々木千隼はロッテの2016年ドラ1ピッチャーですが、この人はルーキーイヤーからメンタルの弱い自滅型のピッチャーという印象がありました。昨日のゲームでも立ち上がりに先頭打者の茂木をいきなり四球で歩かせるなど、「変わってないなぁ」という感じを受けました。
ところが2番に入った山崎がいきなりボール球をバント、ファウル失敗から入りました。まったく何を考えているのでしょう...。まだ地に足のついていない状態の佐々木でした。ボールも落ち着いていない状況でわざわざバントで1アウトくれてやる必要はありません。そもそもボール球に手を出すこと自体ナンセンスです。
が、結局バントを決めて喜ぶベンチ。なんて「良い人たち」なんでしょう楽天ナインは...。というか、あの喜びよう、サインプレーだったはず。自滅する可能性のあったピッチャーに一息つかせる見事な攻撃でしたw。

相手が嫌がるプレーをやろうよ...

ちなみにロッテ打線はこんな攻撃をしてきません、たぶん...。相手先発が立ち上がりに苦しんでいるなと見るや、たちまちバットを振らなくなります。ぎりぎりフルカウントまで「待ち」の構え。特に鈴木大地、田村なんかがそのタイプ。相手ピッチャーの嫌がることを知っているのです。

菅原秀は悪くなかった

こっちの先発も「困った時」のスクランブルには強いが果たして通常の予告先発ではどうだろうかと気になっていた菅原秀。でも、結論から言うと「合格」でしたね。落ち着いていました。もともとストライクを取ることに汲々としていたイメージがありましたが、どうしてどうして。ちゃんとバッターと対峙することに集中できていました。

ウィーラーのエラーが無ければ...

前日のヒーローだったがウィーラーに2度ほど足を引っ張られて勝ち星こそ逃しましたが、あれがなければ勝利投手になっていた可能性がかなり高いです。それくらいレベルの高いピッチングをしていました。堀内のリードも良かったのかもしれません、強風のマリンスタジアムでしたが、大きなカーブを効果的に使ってました。次につながる登板だったと思います。
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完全にブレーキと化したウィーラー。お得意先であるロッテへの接待交際のつもりでしょうか...w。

ロッテとの相性抜群、なんでスタメンで使わないの...と前日のブログに書いたばかりで恐縮ですが、昨日の敗戦の8割方はウィーラーのエラーが原因と言っていいでしょう。カード初戦に逆転3ランを打って勝利に貢献しましたが、第2戦では3ランならぬ3エラーで相手ロッテの勝利に貢献してしまいました。
ブセニッツが逆転を許した6回裏も2アウトまで簡単に取って、次の中村もショートゴロ(だったと思うけど)に打ち取った当たりでした。でも、これをウィーラーがわざわざ捕りに行ってファーストへ悪送球、エラー2ベースにして、ここから4連打で逆転されました。ブセニッツもさすがに「気持ちの切り替え」ができませんでしたね。

ウィーラーのこのあとのメンタルが心配

ウィーラーは打撃不振から抜け出せそうな兆候が見えていました。チームのムードメーカーでもあるウィーラーの復調は戦力として結構ポイントが高い。仲間の勝ち星を消し、チームの勝ちを消してしまった今回のエラーがウィーラーの復調へ悪影響を及ぼさないようにと祈るばかりです。
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浅村の勝負強さはさすが

「ここで1本」というときに必ず結果を出す凄さ

先発佐々木にぜんぜん合っていなかった浅村でしたが、「ダメ押しか」と思わせた6回の犠牲フライといい、ウィーラーのエラーから逆転され、半分以上勝ちを諦めていた8回表に見せた逆転2ランといい、もう、さすがとしか言いようがないです。浅村がいなければ今のイーグルスの順位はあり得ませんね。改めて思いました。
で、逆にこの浅村を擁しながら優勝できないようでは、もはや戦力の問題ではなく戦力を使う側の問題ということになりそうです。

互いに8回のリリーフがリードを守り切れませんでした...

ストッパーに繋げる直前、8回のリリーフピッチャーが互いにリードを守り切れませんでした。ま、「森原が打たれたならしょうがないか」というくらい最近の森原は安定していましたから、「8回森原」について文句を言うつもりはありません。ただ、あそこのホームランは有り得ないでしょ。あと、堀内が5イニングまでで3失点、嶋に代わってから3イニングで6失点というのは違和感というか「配球に問題は無かったのか」と気になっています。

見逃し三振が多くないか、下水流...?

結果が伴わないからどんどん小さくなっていく感じ...

最後に下水流について。8回に代打で登場した下水流でしたが、見逃しの三振。ちょっと見逃し三振が多くないか?、下水流...。
あと裏の守り、先頭・中村のセンターライナーを捕球できなかったのは「迷い」だよね。辰己なら問題なく捕っていた。
打席と一緒でプレー全般に「思いっ切りの良さ」が出ていない。ミスを怖がっているように見えます。交換した三好がカープで伸び伸びやっているのと対照的。
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