わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

島井寛仁は「足のスペシャリスト」の器か.../ロッテ第2戦は雨天コールドゲームで引き分け...

島井の記事がよく読まれているようだ...

このブログの「最近よく読まれている記事」の上の方に島井寛仁に関する記事が出てくることが多くなった。楽天の「足のスペシャリスト」として期待される島井だが、彼を代走に出すことに疑問を持ったことがあった。そのときに書いた記事である。
www.washilog.com

タッチアップしなかった島井寛仁をどう見るか...

良い意味でも悪い意味でも、島井選手が注目されていることだけは間違いなさそうである。となると、ロッテとのカード初戦で代走として登場した島井について書かれたスポニチのこの記事をスルーするわけにはいかないw。
www.nikkansports.com

実はこの記事に出てくる「8回裏の攻撃」の代走・島井の3塁からのタッチアップ(をしなかったこと)については私も色々考えるところがあった。

1アウトで島井が3塁ランナーにいたときの場面だ。ここで代打・藤田はセンター前にライナー性のフライを打つのだが前進守備のセンターに捕られてしまう。このとき3塁ランナーの島井はタッチアップしなかった...。

  • やっぱりあれは無理か....

という気持ちと

  • 島井なら意外と行けたんじゃないか...

という気持ちと

  • (あそこで行かないなら)島井が代走になった意味ないじゃん...

という気持ちと....。

とにかくなんかモヤモヤしたものがあったのは事実だ。ただ、そのあと相手ピッチャーのワイルドピッチで島井が生還できたので結果オーライ、そのあとは忘れていた。

スペシャリストだからタッチアップしなかったのか、タッチアップしなかったからスペシャリスト失格なのか...

3塁コーチの笘篠さんが「タッチアップしてほしかった」と島井に告げたということは、3塁コーチはそれを指示していたが島井が無視したということだろうか。よくわからん。

ただ、島井のコメント(言い訳と言ってもいい)によると、あれはあれで理由にはなっているから島井の判断が間違っていたと言うつもりはない。笘篠コーチが強く言わなかったのもきっとそのせいである。

(島井のコメント)
「外野も前進だったし、(さらに)前に落ちた場合、完全にベースに戻っていると、ホームにかえれない可能性があった。ヒットになってもかえれないのが、自分の中で最悪だと思っていたので」

ただ、やっぱり「物足りなさ」は残るんだなあ...。野手のレギュラーならまだしも、島井は「足のスペシャリスト」なのだから、あそこで“特徴”を出さないことには意味がない。いや、笘篠さんと同じで“特徴を出してほしかった...”。

島井の盗塁を見たことがない

代走が盗塁はしない、タッチアップはしない、ただ普通の選手よりも進塁できる可能性が高くなるだけというのでは出番なんて回ってこないよ普通は...。
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島井は確かに足は速い。それは認めるが、実戦での判断力、タイミングの図り方、感の良さみたいなものが感じられない。実際、私はゲームで島井が盗塁を決めたのをほとんど見た記憶がないし、他の選手だったら無理な走塁を島井が綺麗に決めてみせたというプレーも知らない。(このことも前の記事で書いたと思うけど)

島井に求めるもの

つまり、島井に必要なのは失敗を恐れず「足のスペシャリスト」としての覚悟を見せることだと思う。そこしかプロの世界で生き残る道がないとしたら、多少の冒険は必要だ。年齢を重ねるにつれ身体能力は衰える。普通は身体能力の衰えを「経験」で補うものだが、島井の場合は慎重さだけが増しているように見える。

監督は島井にもっと盗塁のサインを出せばいい。今のままの起用法では島井自身「自分の実力」を知らないまま消えていくことになる。仮にサインを出して成功できないのであれば、そもそも「足のスペシャリスト」としての彼の道は最初から無かったのだと思う。

6月29日のゲーム

  • E2-2M

6回表が終わったところで雨天中断、その後コールドゲームとなった。引き分けである。

このままゲームが続行していたら勝てた、という展開でもなかった。ただ、尻上がりに調子を上げていた先発の美馬が1点リードで迎えた5回表に2アウトから同点にされたのは勿体なかった。あれがなければ勝っていた(タラレバたられば...)。

荻野、鈴木の1、2番コンビに2アウト・ランナー無しからやられてしまったのだが、あの2人の得点力たるや今やリーグ1、ここは2人を褒めるべきだろう。

さて、今日は岸。負けるわけにはいかない。ただ雨が心配...。