ソフトバンクとの第3戦に登板したときのサブちゃん
昨日のブログに書くのを忘れていました。相手先発の高橋礼のサブマリンがあまりにすごくて、こっちの先発だった近藤のことを書くので精一杯でした。
忘れていたのは近藤の後を受けてマウンドに立った「杜の都のサブちゃん」こと福山博之投手のことです。6回表、先発の近藤が1アウト1、2塁でマウンドを降りたあとを受けての登板でした。
その結果はというと、釜元にヒットで満塁、甲斐に四球で押出し(1失点)、上林にタイムリー(2失点)、次の牧原にも打たれて再び満塁にしますが、今宮、内川と討ち取ってチェンジとなりました。2アウトとる間に3失点。
うぅ〜ん、唸ってしまいました。
...というか、昨シーズンのサブちゃんを見ているようで辛かった。どうしちゃった?福山...。年齢だってまだ30歳です。まだまだ老け込む年齢ではないよなあ...みたいな。
勤続疲労とサブちゃん
福山の場合、メンタル的な面の心配はいりません。どんなピンチでも自分の持っている力を100パーセント出せるピッチャーです。問題は「自分の持っている力」自体にあります。持っている力自体が十分でなければ、それを100%出し切ったところで抑えられない展開は当然出てくるわけです。
福山について、ときどきネット上で「勤続疲労」という言葉を目にすることがあります。登板過多で身体に限界がきているのではないか、というものです。たしかに福山の登板数は半端ない数です。2014年シーズンから4年連続で年間60試合以上登板しています。5年目に当たるシーズンが昨シーズンで、それまでのようなパフォーマンスを見せられず、このシーズンは21試合の登板にとどまりました。
釜元の当たりを捕れなかったサブちゃん
復帰をかけた今シーズン。ここまで6試合の登板ですが、前回の登板を見ると、まだ6試合じゃないかと思いながらもどうしても「勤続疲労」の文字が頭にちらついてしまいます。で、そういう目で見ているからか、いろいろなところが気になってきます。
前回登板のときの先頭打者・釜元のセンター前ヒットですが、福山の股間を抜けていきました。福山はグローブを出しましたが取れなかった...。あれが2017年までの福山だったら、捕ってたかなあ...などと思うわけです。「おいおいあれを捕っちゃったよ...」、という間にセカンド投げてセカンドからファーストへ送ってゲッツーみたいな展開に、今まではなっていたような気がするわけです。
フィールディングの中に違和感を見つけた瞬間でした...。ま、並のピッチャーだったら抜けていて当然なのです。サブちゃんだから、心配になる。キレッキレの身体能力で数々のピンチを救ってきたサブちゃんだからこそ衰えを感じずにはいられない。
次の登板に期待しているぜ、サブちゃん
今シーズンこそは60試合以上投げてくれ、などと乱暴なことを言うつもりはありません。出てきたときだけでいいんです。前のようなサブちゃんのピッチングを見て、まだまだ大丈夫...と安心したい。サブちゃんが後ろに控えていてくれる、そのことが心強い存在のままでいてほしい、それだけです。
何度も言うように、まだ6試合。福山を見限るには早すぎます。...と自分に言い聞かせている今日このごろ。次のサブちゃんに注目です。