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ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

開幕2戦め、平石監督の初勝利を呼び込んだのはオコエの3ランでした...

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平石監督の初勝利

  • M3-9E

今シーズンの初勝利。それはすなわち平石監督の監督・初勝利でもある。勝利の女神を呼び込んだのは監督が「成長した」と期待するオコエ瑠偉の3ランでした。熾烈な外野手争いの中で、田中カズキと島内は別格として、ルーキーの辰己を選択しても良かった開幕スタメンを平石監督はオコエにしたわけですが、それがまんまと当たった形になりましたね。同じ1勝でも格別の1勝になったのではないでしょうか。
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投手陣

先発

先発は肘のクリーニング手術で昨年の8月以来の実戦登板となった美馬でした。その美馬の立ち上がり。良かったです...。マウンド上で笑顔を見せる余裕もありましたから、本人の中でも調子の良さを感じていたのだと思います。構えたミットに吸い込まれるようなストレート。低めにコントロールされた変化球も冴えていました。そんなわけで初回は三者凡退。

2回はレアードを含む相手外国人選手の連打で2アウトからの失点でした。昨日の美馬は決め球が甘く入ったところを打たれていましたね。嶋の構えたところから大きく外れるのではなく、ストライクゾーンの甘い方向へ少しだけ外れていました。

降板後の美馬のコメントは「ランナーを出したときが課題」というものでした。素人考えですが、手術明けのシーズンということで、最初は右腕の疲労から制球が甘くなっているのかとも思いましたが、2イニングで(疲労が)表れるのはちょっと早い気もするし...。

本人の言う「ランナーを出したとき」に自分の中での変化を感じていたのかもしれません。身体的な問題でなければ、美馬の場合は心配ないでしょう。次はきっともっと長いイニングを投げてくれるはずです。

リリーフ陣

美馬の後は青山→森原→ハーマン→松井裕とつなぎました。点差はありましたが、ベンチとしては一度「勝利の方程式」を試しておきたかったのでしょう。このメンツならばリーグでも屈指の「強力方程式」に違いありません。

このほかに宋、高梨、ブセニッツ、福山といったメンツが残っています。心強いです。松井裕は躍動感ありました。大丈夫ですね。

攻撃陣

2回までの攻撃はとてもちぐはぐに感じました。島内の走塁アウトや銀次の当てるだけのバッティング、田中カズキや茂木などは高めのボール球に手を出して相手先発のボルシンガーを助けているようにも見えました。積極的な走塁ミスは心配なし、とこの日の解説者・草野さんは盛んにフォローするのですが、どうも勿体無いなあ、焦りが感じられるなあ、...と思いながら見ていました。

で、この嫌な雰囲気を一変させたのがオコエです。3回の表、ようやく訪れたチャンスの場面でオコエに打席が回ってきました...。ココらへんはやはり「持っている」選手なのかもしれません。そしてしっかり結果も出す。外野フライでも1点という場面でまさかまさかの3ランでした。この1発で勝利の女神をグイッと引き寄せましたね。

ほかにはウィーラーが当たっています。田中カズキにヒットが出たのも大きいです。4番の島内が「つなぐ4番」とか言われてそれなりに働いているようにも見えますが、やはり4番なので点に絡む当たりがほしいところです。本人も「座り」があまり良くないのではないでしょうか。もう少し「らしい」打順で本来のバッティングをさせてやりたいなあ、正直そんな印象です。

あと欲を言えば浅村とブラッシュあたりにそろそろ一発が欲しいところですかね...。

さいごに

さて、「マリンの申し子」と異名をとる藤平が今日の先発です。チーム全体が昨日の勝利でだいぶ固さもとれてきた頃です。今のところは「取り残された感」のある選手もいませんので、藤平さえゲームを作ってくれれば、野手はノビノビ良いプレーを見せてくれるような予感がします。

来週からのホームゲームに向けて勢いのつくゲーム展開になってくれればいいなあ、そう思っています。