「スタートラインに立てた...」
茂木栄五郎が1軍合流しました。
茂木は「スタートラインに立てた...」とコメントしています。
ショートのポジション争いレースの「スタート」に立てたという意味だと思うのですが、まずは茂木がこの時期に1軍に登録されたことを喜びたいと思います。
茂木が1軍に合流したことで、(私の中では)もうほぼ、楽天のショートは茂木で決まりです。ショートに茂木以外の選手を当てることをイメージできるファンはどれだけいるでしょう。
仮に茂木がショートのポジションを獲れなかったとなると、それはアクシデントと言わざるを得ないような気がします。
ショート茂木になるまでの経緯
茂木の守備(送球)にはたしかに難がありました。なので、彼のバッティングを活かすために、セカンドか外野手というバリエーションも検討されました。しかし...
セカンドには,
- 西武から移籍した浅村
が座ります。
外野はというと、
- 昨シーズンの新人王の田中
- 実績十分の島内
- そろそろ出てきそうなオコエ
- これにドラ1ルーキーの辰己も参戦
今や、チームトップの激戦区となっており、もはや茂木の入る余地はどこにもありません。
で、楽天は最終的に「茂木はショートで...」という構想を立てました。つまりショートのレギュラー争いのレースにエントリーさせたわけです。
茂木のライバルたち
ライバルは6人。
茂木がショートで使えそうにないときの穴を埋める候補として名前のあがった選手たちがすなわちライバルということになります。それに、浅村の移籍であぶれてしまったセカンドの名手・藤田一也が加わって合計6人です。
メンバーを並べてみると次のとおり。
- 西巻賢二(2年目)
- 山崎剛(2年目)
- 村林一輝(4年目)
- 渡辺佳明(ルーキー)
- 三好匠(8年目)
- 藤田一也(36歳)
ただ、私の率直な印象として、茂木のライバルになれそうなのは、渡邉佳明と藤田一也の2人だけのような気がしています。
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もしかしたらあるかな...、というところで次に西巻。その次が山崎でしょうか。
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起用のされ方を見ると、監督にだいぶ期待されているのが村林です。台湾で貴重な3ランを打って猛アピールをしたかのようにも見えましたが、茂木との比較でレベル感を言うと、守備はいい勝負だけど、バッティングでは(茂木の)足元にも及ばないというのが個人的な診立てです。
あの3ランが自信になって化ける可能性がないこともないのですが、そこまで日本の1軍のピッチャーは甘くないでしょう。
あと三好ですが、上にあげたブログ記事ではイチオシにしています。ただ、この時期になってもまったく話題にも登らない状況を考えると、今シーズンの三好に劇的に変化を期待するのはちょっと酷なような気がしてきました。
例年どおりの三好だろう...くらいに思っていた方が良さそうです。
さいごに
本命のいない状態から始まったショート(のポジション争い)レースでしたが、開幕まで1ヶ月を切ったこの時期になってようやく本命登場です。
何度も言うとおり、過去の実績、人気からしても、茂木のショートはほぼ決まりでしょう。あとは怪我などのアクシデントがないことだけを祈りたいです。
ショートのサブはたくさんいます。戦力ダウンを感じずに使えそうなのは藤田一也と渡邉佳明あたりじゃないでしょうか。渡邉の場合はサードを守るパターンもありそうなので、そのときは、代わりに西巻か山崎か村林か...。
茂木は怪我をしやすいタイプです。茂木を中心に上手く回してほしいです。