中村稔前審判員が寮長に異例転身「楽天の選手にプラスになることを」 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
中村稔前審判員が泉犬鷲寮の寮長になるそうです。
そして、2018年のドラフトルーキーたち10人が先日その犬鷲寮へ入寮しました。
全ての時間を野球につぎ込むことができる。
とコメントしたのはドラ1ルーキーの辰己でした。
ドラ2ルーキーの太田は
野球だけに集中できる環境。しっかり練習して一日でも早くレギュラーを取りたい
とコメントしてましたね。
野球漬けの寮生活を取り仕切るのが寮長の中村さんになるわけですが、その中村さんは32年間も審判員を務めた名審判員だった人。
ルールで迷ったときは質問すれば明快な解説が聴けるでしょう。元プロ野球選手だったという経歴も特殊です。...が、若い選手たちにはこれ以上ない心強い相談相手になってくれそうでもあります。
なんか中村稔寮長のことを知りたくなりました。
ウィキペディアの情報から「オッ」というプロフィールを書き出してみることにします。
出身地
愛知県知立市
生年月日(年齢)
1963年12月11日(55歳)
身長・体重
177センチ、68キロ
球歴
高校時代
- 名古屋電気高校(現・愛工大名電高校)在学時は工藤公康と同級生でありチームメイト
- 1981年の第63回全国高等学校野球選手権大会に主将兼1番・遊撃手として出場
- 1981年秋のドラフト3位で日本ハムファイターズに入団
プロ野球時代
- 日本ハムでは二塁手
- 1984年に一軍で5試合に出場した以外はほとんど出番なし
- 1986年引退
- 1986年パ・リーグ審判部に入局
審判員時代
- 1989年に一軍デビュー
- 1997年の日本シリーズで日本シリーズに初出場
- 2004年審判部副部長に就任
- 2009年5月6日の千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ第5回戦の球審でパリーグ史上27人目の通算2000試合出場を達成
- 2014年5月15日の千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス第9回戦の球審でNPB審判員史上39人目の通算2500試合出場を達成
- 2016年シーズンよりクルーチーフを解かれ一般審判員
- 2018年を以て審判を引退して日本野球機構を退職
- 2019年から東北楽天ゴールデンイーグルスの選手寮寮長に転身
(以上「ウィキペディア」より抜粋)
「オッ、いいじゃん...」と思ったエピソード
これもウィキペディアからの情報です。
「選手が選ぶ!ベストアンパイア」パ・リーグ部門(日本プロ野球選手会が選手を対象に実施したアンケート)において、2004年から2006年まで3年連続第1位に選ばれたらしいです。それまでのアンケートでもずっと3位以内に入っており、選手からの評判はかなり良かったみたいですね。
特定のチームの選手から評判が良いというわけではありません。選手会の選手対象のアンケートです。
- 評判が良い=公正なジャッジだった
ということでしょう。
しかし、ウィキペディアでも2007年以降の順位については触れられていません。
替わりに誤審のエピソードがいくつか紹介されていますが、これは省略します。
興味のある方はこちらからどうぞ。
中村稔 (プロ野球審判) - Wikipedia
さいごに
別のスポーツニュースでは中日のドラ1ルーキーの根尾くんが入寮の際に野球規則と野球協約を持ち込んだことが話題になっていました。グランドでは野球を部屋では規則と協約で勉強という正に野球漬けの生活をしようというわけです。
その点、犬鷲寮の寮長は「歩くルールブック」ですから....w。ルールだけではありません。野球に関する人生経験も豊富です。審判員も人間、審判と選手の駆け引きなどにも教わることがいろいろありそうです。犬鷲寮はこれ以上無い野球環境と言えるのではないでしょうか。
楽天の選手にプラスになることをやる。徐々に、気がついたときに話す
...と中村寮長。
この補強も凄いです。心強いです。