新人王の田中和基選手が一人で自主トレするというニュースが入ってきました。
新人王の楽天・田中 単身トレ “師匠”稼頭央氏引退で決断― スポニチ Sponichi Annex 野球
若手選手は他球団の主力選手のところへ弟子入りしろ、と以前のブログに書きましたが、カズキの場合は少し違うケースですね。
単独で自主トレの理由
昨年は松井稼頭央選手と一緒でした。そのカズオさんは現役を引退。なので今オフは自主トレがないわけです。
田中はじっくり自分流のトレーニングでやってみよう、そういうことにしたようです。
それにしても、カズキは昨年カズオさんと一緒にやっておいて本当に良かった...。
結果も出ましたし、本人が言うとおり「新しい挑戦をする必要はまだない。」は正解だと思います。
まずは自分のスタイルを作って
おそらくはカズオさんのメニューをベースにするんでしょう。
何度も言うとおり、カズオさんと一緒にやった自主トレのあとのシーズンで新人王を獲っています。何も新たなことにチャレンジする必要はない、しっかり同じトレーニングをしてキャンプに臨む、そういうことです。
まずはカズオさんから教わったメニューをしっかり身につけようというのは理にかなった取り組みだと思います。
ノーステップ打法と自主トレ
田中選手は2018シーズンにノーステップ打法に途中から変えてこれが上手く行きました。ノーステップ打法は体重移動が難しいとよく言われますが、田中はうまく対応していました。ホームランも18本打ってます。
途中、8月頃から調子を落とした時期がありました。ノーステップ打法は下半身の負担がけっこう大きいといいますから疲れが出てきたのだと思います。田中が2019シーズンもノーステップ打法を継続するとしたら、トレーニングの課題はそこらへんでしょうか。
それでも、なんとかシーズンを戦い抜き、そして新人王もとった。
田中がノーステップ打法に変えるキッカケを作ったのはたしか池山前2軍監督でした。池山さんに感謝です。そして、そのノーステップ打法に上手く対応できる身体を作ってくれたのがカズオ流トレーニングでした。
今オフはカズオ流自主トレをカズキ流にアレンジして、2019シーズンを2018シーズンよりも良い結果に結びつけられれば、このオフの自主トレは大成功、いよいよ本物ですね。
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いつかはだれかに弟子入りも
いずれは球界を代表する現役選手と合同で自主トレするという機会もあるでしょう。田中の場合、逆に他チームの若手選手から「一緒にやらせてください。」とお願いされる側に回る可能性だってあります。
年末のテレビ番組だったでしょうか、西武の秋山選手が田中のことをべた褒めしているのを見ました。
田中が将来弟子入りするとすれば、カズオさんの口利きで秋山選手なんかが良いかもしれませんw。
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ルーキー辰己と背番号「7」
2019シーズンはルーキーの辰己との競争も面白そうです。
辰己の背番号が7は、田中が師と仰ぐカズオさんが付けていた番号です。昨日の河北新報朝刊にこの背番号「7」に関するコラムが出ていました。
そのコラムの中で背番号「7」は田中だけでなく、島内も目標にしていた(狙っていた)番号だったというような内容が書かれていました。
辰己は期待の大型ルーキーです。球団の期待の大きさがイコール背番号「7」に表れているわけですが、たしかに簡単に「ポン」と与えてよかった番号だったかなあとなると、ちょっと待てよ...、そんな気にもなりましたw。7番を空きにしておけば、それこそ外野手の間で競争させる良い目標になったかもしれません。(今だから)思います。
さいごに
話がそれました(毎回のことですけどw)。
新人王を獲った翌シーズン、田中にとっては勝負のシーズンともいえます。ここでも安定した成績が残せれば、それこそ主力選手の仲間入りです。
心配なのは怪我ですね。茂木がそうでした。
あまり自分を追い込まずに、着実に、一歩一歩前進していってほしいものです。
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