このコラムを読んで思ったんです。
松井裕樹にはやっぱり日本最強のクローザーを目指してほしいと...。
山崎康晃は日本を代表する強力なクローザーですが、彼に同じクローザーとして対抗できるのは松井裕樹をおいて他にはいません。
それにしてもパ・リーグとセ・リーグ、左投げと右投げ、これまた上手く分かれたものだと感心します。
松井裕樹の先発転向ですが、とりあえず来シーズンはなさそうです。危うく山崎に独走されるところでした...w。
日本を代表する若きクローザー
といえば、パッと思いつくのはこの2人だけ...。
楽天の松井裕樹とDeNAの山崎康晃です。
冒頭の記事にもあったように、この2人はいずれも今シーズンに100セーブを達成しています。しかも、ただの100セーブではありません。それぞれが「特別の100セーブ」でした。
史上最速100セーブ男
史上最速で100セーブを達成、それが山崎康晃(DeNA)でした。
入団4年目での100セーブ達成です。早すぎます。ルーキーイヤーの開幕から抑えを任されて4年で通算133セーブって、山崎を抑えに抜擢した監督はかなりの目利きなのだろうと思ったら、ゼッコーチョー男の中畑清さんでしたね。
やるじゃないか!キ・ヨ・シ!
達成するまでの速さで言うと、うち(楽天)の松井裕樹は高卒2年目で抑えに抜擢され、そこから4年かかりました。しかも、101セーブでした。
冒頭の記事では抜擢されてから5年間で達成みたいに書かれてましたが、松井のデビューは2014年ですから2年目からだと4年間で達成したことになります。
ということは、山崎と変わらない?。山崎の史上最速とは入団してからの速さですね、たぶん...。
松井は4年目の2018シーズンがやはり痛かったですね。たったの5セーブでしたから...。
史上最年少100セーブ男
そして、最年少での100セーブ達成、それが我らが松井裕樹(楽天)です。
22歳10ヶ月で100セーブを達成しちゃったんです。すごいです。山崎康晃が1992年10月2日生まれの26歳ですから、4歳も若いです。
で、同じように松井をクローザーに抜擢した監督さんは相当の目利きだろうと思ったら、そう、たしかデーブ大久保さんだったような...。
やるじゃないか!デーブ大久保...と言っておきますw。
岩瀬の407セーブ
やっぱりこの記録はすごいです。今シーズン現役引退した岩瀬仁紀投手の407セーブ。
岩瀬投手がクローザーに定着したのが30歳目前の頃だったというのは驚きですね。松井22歳10ヶ月、山崎26歳、すでに100セーブ達成ですから、岩瀬のスタートした年齢の頃にはもしかすると200セーブくらい行っててもおかしくないです。
冒頭の記事にもあるように、これは400セーブどころか500セーブも夢じゃない、そんな気になります。
松井は先発転向などと寄り道している場合じゃないぞ...
200セーブの壁
ただ、記事にもあるように200セーブを達成した選手はたったの6人しかいません。100セーブを達成した投手が31人いるというのにです。これは気になるデータですね。
【通算セーブ数ランキング】 ※200セーブ以上
1位 407 岩瀬仁紀(通算1002試合)
2位 286 高津臣吾(通算598試合)
3位 252 佐々木主浩(通算439試合)
4位 234 デニス・サファテ(通算427試合) ☆現役
5位 228 小林雅英(通算463試合)
6位 225 藤川球児(通算710試合) ☆現役(上記コラムより抜粋)
コラムの中ではこんな記述がありました。
重圧のかかるポジションであり、接戦であればほぼ毎試合ブルペンで肩を作ることになる仕事。やはり調整の難しさがつきまとうのに加え、故障のリスクも大きくなる。
岩瀬の30歳目前のクローザー定着は逆に良かった?
200セーブ超えの6人について、それぞれが何歳からクローザーをやっているのか知りたいところですね。
松井裕樹のように若くしてクローザーに定着することが果たしていいことなのかどうか。
投手の肩は消耗品とよく言いますが、毎試合ブルペンで肩を作る作業が投手としての寿命に影響するんじゃないか、そんな心配が頭に浮かんできました。
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岩瀬などは30歳目前からスタートしたことが逆に良かったのかもしれません。プロの投手としての身体がかなりできてきた頃だったと思うし、そこに調整の仕方などの経験値も加わり長い期間に渡って結果を出すことができた、...とも考えられます。
最年少での100セーブが逆に心配になってきた
私は松井裕樹のクローザー起用には前から賛成派だったわけですが、それは松井の能力を一番生かせるのがクローザーだと思っているからです。松井裕樹が若くして侍Jに選抜されるのも、年俸が1億を超えるのも、彼のクローザーとしての評価に対してだと思うからです。
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ただ、正直、今までクローザーも先発投手も同じ括りの中で考えていたところがありました。
最年少での100セーブ、この先どこまで成長するだろう....みたいな。先のコラムを読んで、今の松井がこのままずっと同じ状態で行けるか、クローザーとしての成長を続けられるか、...と言われると、正直、少し不安になっています。
高卒2年目からのクローザー定着は本当に良かったんだろうか、最年少での100セーブ、「200セーブの壁」が仮にあるとしたら、クローザーから離脱するのも最年少などということがあるんじゃないか、とか...。
さいごに
松井裕樹はクローザーに抜擢されてから「33」→「30」→「33」と毎シーズン30セーブ以上の結果を残してきましたが、2018シーズンは「5」と一気に数字を落としました。
コラムの中にもあったように2018シーズンはクローザーとしての結果を出せずに配置換えがあったからです。
2019シーズン、松井裕樹はクローザーのポジションを奪い返すところからのスタートとなります。まずはその経過を注意深く見守っていきたいと思います。単なるスランプだったのか、「200セーブの壁」の前に早くも「100セーブ後の壁」にぶつかった結果だったのか...。そこらへんを見極めたい。
もはやタラレバの話になってしまいますが、松井裕樹は岩瀬のところに弟子入りすべきだったなあ、などと今無性に思っています。岩瀬が引退する前だったなぁ....と。
ま、それをいまさら言ってもしょうがありません。
現役の200セーブ超えの選手となるとサファテと藤川くらいですか…。だったら藤川のところへ弟子入りすべきかもしれませんね。身体のケアとか気持ちの切り替えとか、いろいろ参考になる話が聞けそうです。
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