プロテクトから内海投手が外れていたことに驚く
巨人の内海投手が炭谷の人的補償で西武へ移籍するというニュースが流れました。
人的補償のプロテクトから内海投手は外れていたんですね。あれだけの功労者を...、シビアです、驚きました...。
特に同年齢の岩隈投手の入団発表があったばかりでしたから尚更です。
穿った見方になりますが、「岩隈が獲れたので内海を(プロテクトから)はずした?....」ということでしょうか。
岩隈が内海の代わりになるのか....。まずはそこから考えてみました。
内海と岩隈の比較
年齢
内海 36歳
岩隈 37歳
ま、ほとんど変わりません。が、内海の方が1つ若いです。
最近の実績
内海
ここ2年、調子を落としていたとは言うものの、2018年は4年ぶりの完封や完投などで5勝をあげています。復活の兆しがあります。
岩隈
一方の岩隈ですが、ここ2年、ほとんど働いていません。リハビリがメインでした。「肩の調子は上がっている」と本人はコメントしていますが投げてみないとわからない...、というのが本当のところではないでしょうか。
そうでなければ石井GMが簡単にジャイアンツへ持っていかれるような交渉はしていないはずです。(...ってな具合に私の中で石井GMの評価はうなぎ昇りだったりしますw。)
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巨人への功績
内海
巨人の生え抜き。6度のリーグ優勝、2度の日本一にいずれも主力投手として活躍
岩隈
功績は0。強いて上げるとすれば、楽天ではなく、巨人を選んだという点で巨人のイメージをアップさせたことくらい?
ここのまとめ
だれがどう見ても内海より岩隈を選ぶ理由は見当たらない。ここはやはり内海と岩隈は切り離して見るべきですね。
- 岩隈は内海とは別に戦力としてほしかった。
- 炭谷は戦力としてほしかった。人的補償は若手優先のプロテクトから内海をはずした。
結果、岩隈が残り、内海がいなくなった....。
いや違う、炭谷を獲り、内海がいなくなった。つまり炭谷と内海の交換トレードだった、そういうことです。
巨人には小林がいます。阿部もキャッチャーに戻るようですし、内海を出してまで炭谷を獲る必要があったのか?という意見はありそうですね。
西武・渡辺SDの内海移籍の会見での笑顔を見ていたら、どっちが補償される側なのか一瞬分からなくなりましたw。
内海の「いつかは巨人...」コメントとFA権取得について
内海が巨人を離れるに当たり「将来的に巨人へ帰ってこられるように...」とコメントしたことが話題になっていました。それから内海が取得しているというFA権、1年でまた巨人へ戻る可能性を残しているようです。
ただ、渡辺SDは「だから何だ」と言わんばかりでしたね。最低1年でもいい、内海がチームに加わることの意義は戦力的にも若手投手への影響力という点でも十分にペイする、そんな内容のコメントを出していました。これは本音でしょう。
さいごに
岩隈の巨人入りの直後に内海の西武移籍のニュースでしたので、最初「内海より岩隈かよ...」という感想を持ちました。
でもそこまで岩隈の評価が高いとはとても思えません。ここは素直に「内海より炭谷」という選択だったということですよね。
それはそれとして、岩隈がセリーグで頑張るのはかまいませんが、押し出された格好の内海がパ・リーグで活躍するのは勘弁してほしいです。
これ“いち楽天ファン”の本音ですw。
内海が菊池雄星の穴を埋めるとは考えづらいところですが、他の投手陣への影響力など総合的に考えるとかなり良い補強になっているような気がします。
本音ベースで言うと、「(西武は)うまいことやったな....」という感じでしょうかw。
あと、炭谷の人的補償の話題を言えば、やはり浅村の人的補償に触れないわけにはいきません。
で、こっちの方は金銭補償という形で決着しそうですね(もう決着したんですか?)。
辻監督が楽天からのリストを見て「ピンとこない...」(つまり欲しい選手がいない)とコメントしたことが憮然とした顔写真つきでニュースになっていました。
楽天から人的補償で移籍する選手が出ないことは喜ばしいことですが、プロテクトから外れた選手とは言え、「ろくなのいない(こんなのいらん)」と言われたようで、やや複雑な心境なのはこれまでと一緒です...。