楽天イーグルスにいわゆる「松坂世代」が集結しましたね。監督に、コーチに、みんなイーグルスを強くしようと集まりました。
...というか、平石監督の人望の下へ集まってきた感じですね。小谷野コーチ、後藤コーチ。
松坂世代の現役選手もいます。私の大好きな選手の一人です。
久保裕也選手(38歳)。
楽天の松坂世代にはあと渡辺直人がいるなあ....。彼も好きな選手です。
契約更改
久保選手の契約更改が終わったようです。
楽天久保200万増 育成から支配下、25試合登板 - プロ野球 : 日刊スポーツ
2015年のオフに巨人を戦力外になり、その後はDeNA、そして2017年に楽天と渡り歩きました。
で、楽天でも右腕の血行障害のため一度戦力外となり、2018年シーズンは育成からのスタートとなりました。ま、その後は回復し5月に支配下登録となるんですけどね。
そんなわけで、どこかの記事にもありましたが、戦力外とならずに過ごすオフは4年ぶりということのようです。
久々に穏やかな年越しということでしょうか。プロスポーツの世界は厳しいです。
久保裕也のココが好き
冒頭に久保裕也が好きだと書きました。オジサン同士の親しみというだけではありません。彼には実にいろいろな魅力を感じます。彼の生き様のようなものに対する憧れだったりもします。
私の「久保裕也のココが好き」をあげてみようと思いますw。
飄々としているところ
飄々としているところが好きです。なんか憎めないし、自然体がカッコイイ。ときどきボソッと面白いことも言いますしね。とても雰囲気のある選手です。
私には久保選手が忌野清志郎さんとかぶって見えるときがあります。
物事に動じないところ
どんな場面でも動じずに自分の仕事をやる人、やれる人、そんなイメージがあります。
好きなところというよりは、私の憧れているところかもしれませんね。ベテラン選手はこのようにありたい、そう思わせるところが良いです。
プロフェッショナルなところ
上の「物事に動じないところ」と結局は同じ部分を見ていることになるのですが、彼のプロフェッショナルなところが好きです。敗戦処理でも回跨ぎでも連投でも文句一つ言わずにマウンドへあがるイメージが彼にはあります。
場面を選ばずに結果を出してくれる、そんな印象です。
3つの球団で3回の「戦力外」を経験してきた選手です。贅沢なことは言ってられない、という気持ちはもちろんあるとは思いますけどね。
2017年に楽天の選手として初勝利をあげたときのお立ち台でのコメントが忘れられません。こんな内容でした。
野球をやれる環境を与えてくれた球団に感謝している。その感謝をプレーで返したい。
このコメントには鳥肌が立ったよなあ...。
契約更改でのコメント
さて、今回、ブログに書こうかなと思ったのは、契約更改のニュースの中で紹介されていた次のコメントがグサリと胸に刺さったからです。
久保選手といえば、気の利いたお世辞やオベンチャラなどは一切言えない、ものごとを率直に言ってしまうタイプ、そんなイメージがありましたので、なおさら心に響くコメントになりました。
浅村選手も石井GMから口説かれたときはこんな感じで響いたのかもしれません...ww。
楽天の球団が大好きだし、ファンの皆さんも大好きだし、その中で野球をやれていることが、とにかく幸せ。それを1年でも長く続けたいなと思ったら、めげてる暇なんてない。ダメだったら“やめればいいや”って思ってるから。割り切った時、人ってホントに強いんだなって感じますね。怖いもの、ないんで
来季に向けてのコメントはこんな感じでした。
チームが優勝というのは絶対。僕は個人的に数字がどうこうという話ではなく、与えられたポジションで与えられた仕事をしっかりする。それだけです。
特に「額に入れて飾っておきたいフレーズ」を赤色にしておきましたw。
単なる「好き」ではなくて、「大好き」という表現が良いです(キッパリ)。
「ダメだったら“やめればいいや”って思ってるから」という言葉が彼らしいです。ある種、この割り切った思考のできるところが彼の強みです。でも、彼の場合は「開き直り」ともちょっと違うんだよね。なんか「覚悟」のようなものを感じます。
「与えられたポジションで与えられた仕事をしっかりする」というフレーズも彼らしい。先に書いたとおり、まさにプロフェッショナルそのものです。楽天の若手ピッチャーたちは久保選手のこういうところを見てほしいですね。というか、気持ちの持ち方とか、そこら辺の若手選手への指導、影響力なども今回の契約更改では評価されたようです。
さいごに
今回の契約更改では200万円アップの1700万円でサインしたようです。
楽天に来たときの年俸はたしか600万円くらいだったと思います。久保選手は「結果を出してチームに必要な存在でいれるように頑張りたい」ともコメントしていたようですけど、十分に「必要な存在」になっていますよね。
同じ松坂世代の平石監督の下に、これまた松坂世代のコーチ陣が集まってきていることは冒頭にも書きました。久保選手はぎりぎり現役にこだわって、松坂世代の一番最後までの生き残りを当の松坂大輔と争うつもりのようです。
で、その目標を達成したあとは、大好きな楽天で松坂世代の指導者陣に名前を連ねてください、そんな感じでしょうかw。