今年のGWに宮城県の猫島(ねこじま)である田代島へ行ってきました。
サブブログに書いていた記事をリライトしました。
宮城県の猫島(ねこじま)へ
4月29日、田代島へ。宮城県石巻市の島で「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったことでも知られますが、今や宮城県の「猫島」としての方が有名です。
もともと私は犬派ですが、猫が嫌いなわけではありません。というか、今では猫を飼うことにちょっとした憧れを感じていたりしますw。ペットショップをときどき覗くことがありますが、最近は犬のケージよりも猫のケージで立ち止まることが増えてきました。
そんなわけで前から興味のあった猫島。特に予定を入れていなかった連休2日めに急きょ行ってみることにしました。無計画の外出にはあまりのってこない妻もこの計画にはすぐに賛成でした。
網地島ライン
田代島へ行くには、石巻港から「網地島ライン」の定期便に乗ります。
日帰り便は1日2便「9:00発」と「12:00発」があります。「15時30分発」というのもありますが、これで行くと帰りの便がなくなり島に泊まることになるのでご注意。乗船している時間は約1時間です。
9時の便で行くことにして、余裕を持って出港の30分以上前に港へ着きましたが、既に乗船待ちの大行列が出来ていました。
それでも車の駐車スペースは結構広めで、すぐに案内されたので、先に妻を降ろして切符を買いに走らせました。
臨時便と港
さすがに連休の晴天、「臨時便」を出すくらいの大賑わいで、私と妻は結局臨時便の方に乗ることになりました。おかげで座れたのは良かった(というか、天気が良かったのでみんなデッキの方に出ていたのだね。)。船室でパンフレットを読んでいたら途中船酔いしそうになりました。あぶないあぶない...w。
時刻表によると通常便は大泊港にも停まるコースのようでしたが、私らが乗った臨時便は仁斗田港への直行便となりました*1。つまり、田代島散策には仁斗田港からスタートするのが一般的ということです。
島の写真
以下は島で撮影した写真です。写真のコメントは下書き後に随時入れていったため、仮コメ状態のまま残っているものもあります。何か思いついたら加筆する予定です。やっぱり「多い」方へ向かった人が多かった。「少ない」へ向かった人たちはたぶんリピーターだろう。「猫神社」へ向かったと思われる。南国の島を思わせる風景がところどころに。植物もそれっぽい。あと、住人とすれ違うことはほとんどなかった。家屋の多くは廃屋に見えたから猫のねぐらになっているのかもしれない。
「(観光客は)猫に餌は与えない。」がルール。
ところが観光客がカバンやリュックから何かを取り出そうとすると、その音を聞きつけて猫がよってきます。食べ物を取り出し、それをくれると猫は知っているのです。餌を与えている人が普通にいるということですね。
猫の嗅覚は犬ほどではないと思いますが、聴覚は相当良さそうです。
それからここの猫はまったく鳴かないことにしばらくたってから気づきました。人に寄ってくるときも鳴かないです。鳴き声を聞いたのは船着き場の近くで見かけた数匹だけ。あれは飼い猫だったかもしれません。
猫型ロボットならぬ「猫型ロッジ」
漫画家の里中満智子先生がデザインしたものらしいです。ほかにはちばてつや先生のデザインしたロッジもありました。
海をバックに良い感じです。夏には利用者で賑わうのでしょうか。GW中にもかかわらず、ロッジ自体の利用者は見かけませんでした。たしかに観光客が前の道をゾロゾロ通るは、写真はバチバチ撮るはで落ち着かないかもしれませんね。
とにかく人に懐いている。
撫でてやろうと手を伸ばしても逃げることがありません。島の住人はもちろん、観光客も猫好きな人ばかりだから猫も安心なんでしょうね。港から沖に出るところに一つ目の防波堤がある。ここは第2の防波堤ということか。集落への入り口をがっちりガードしている感じだ。3.11震災のときは猫も山頂へ避難したのだろうか。
帰りの便
帰りは仁斗田港から「12:00」発の臨時便が出たのでこれに乗りました。島の滞在時間は約2時間くらいでしたが、私的には十分でした。今回は「猫神社」などの観光スポットへは行けませんでした。反対側を散策した格好です。また、次の機会のお楽しみです。
石巻焼きそば
普通の焼きそばとは違う
猫島へ行った帰りに「石巻焼きそば」を食べに寄りました。
一見「横手焼きそば」のようにも見えますが、これは「石巻焼きそば」です。目玉焼きを焼きそばの上に乗せるのは「横手焼きそば」の専売特許だと思っていましたが、そうではなかったようです。美味しいことはどこでやっても許されるのですw。
「石巻焼きそば」も旨いよー
でも、「石巻焼きそば」と「横手焼きそば」には大きな違いがあります。というか「普通のソース焼きそば」との大きな違いですね。
石巻焼きそばの4条件
「石巻焼きそば」と呼ぶには次の4つの条件をクリアしなければなりません。
- 麺は「茶色の生麺」。石巻焼きそばの茶色は「ソースと絡めて焼いた」色ではありません。調理に使っているのは二度蒸しした「茶色の生麺」なのです。
- だし汁を加えて蒸し焼きにする。 だから焼き上げのときにソースは使いません。
- トッピングは目玉焼き。これは「横手焼きそば」と一緒ですね。
- 食べるときに「あとがけ用」のソースをかける。食べながらもかける。好きなだけかける。
ちなみに、上の写真はソースをかける前の状態です。だし汁がきいているのでこのまま食べても十分においしいです。でも、やっぱりソースは欲しいですね。たっぷりかけながらいただきました。ジューシーになって私には一層うまく感じました。
ついでに書いておくと、ここのは普通盛りで十分なボリュームです。
*1:田代島には大泊と仁斗田の2つの港があります。