わしログ

ちな鷲の爺さんが書いている雑記ブログです。

見たか、これが今シーズンのイーグルス...

H8−12E

初戦の1点を争う投手戦から、第2戦は最大6点差、終わってみれば4点差となる打撃戦となりました。離しては追いつかれ、追いつかれそうになったらまた離し、みたいな。ホークスの怒涛の追い上げにも淡々と追加点で対応する、これが今シーズンのイーグルスです。

苦手だった「初もの左」も立ち上がりを攻めて見事攻略しました。同じミスはしない、または弱いところにも着実に対応していく、これが今シーズンのイーグルスです。(あの人にも)ようやくそれが見せられました。

先発の涌井も5回6失点と、クオリティスタートとは行きませんでしたが、ベンチの涌井への信頼の厚さは6点差から2点差まで追い上げられた3回以降も続投させたことからも分かります。124球という球数でしたが、ゲームは壊しませんでした。さすが涌井、そういうピッチングだったと思います。

それにしても、小刻みに追い上げてくるホークスの強さはやはり本物です。それに対して堂々と渡り合うかのように追加点をあげたイーグルスの強さもまた昨シーズンとの違いだと思います。何度も言いますが、いやあ、(あの人に)ようやく今シーズンのイーグルスの片鱗を見せられたかな...、そんなゲームにできました。

茂木がスタメンを外れました。代わりにルーキーの小深田がスタメン。ただ、これも単に調子が悪いから外したというような後ろ向きな選手起用ではありません。あくまで怪我人を出さずに今シーズンのハードスケジュールを乗り切るため。シーズン始めから三木監督が見せている前向きな選手起用の一環にすぎません。

そのときそのときで勝つための采配をするのはどの監督も一緒だと思うのですが、三木監督の場合はそういう采配をしつつも、次の展開、次の可能性を念頭にした色々な手を予め打っているように見えます。単純に悪いから替える、良いから使う、そういう采配とも違うのです。
長いシーズン、また特殊な今シーズン、どうやったら勝ち抜けるか、そこを考えたところでの今の闘い方が、そして選手起用があります。結果やセオリーだけを基にした戦略ではなく、先の展開を想定した戦略、采配ですよね。なんかうまく言えませんがw。

さて、今日は塩見が先発です。おそらく3度目の正直となるマウンドですから、これで結果を出せなければローテから外れるとは思いますが、3度めのチャンスを与えたということは「(塩見の)ピッチング自体」は信頼されているということです。ファンがそう思うくらいなので、塩見本人もそこのところは理解していると思うのですが...。なので、下手な仕事はしないと睨んでいますw。やってくれるはずです。
他にいないから塩見、そういう起用ではない。勝つために塩見を使う、そういう起用なのだと選手が思える、それを一貫してやってきた、というところがミソですね。

あと、順番があっち行ってこっち行ってになりますが、クローザーの森原がいいボールを投げていましたね。4点差での登板ではありましたが、いよいよ「らしく」なってきたな...と。松井裕樹の先発転向のための森原のクローザー転向だったのか、それとも森原のクローザー転向のための松井の先発転向だったのか、なんか分からなくなってきたような...。

どっちに転んでもおかしくないゲーム展開でしたが、主砲の一発、一打が明暗を分けた感じです...。

H4−3E

あぁ、悔しいかな。ホークスとの初戦を飾れず。
ま、両チームの先発が千賀と弓削でしたから、格から言えば順当な結果と言えないこともない。ただ、2軍で調整中だった千賀はこれが一軍での初登板、一方の弓削はすでに2勝しての第3戦目でした。そういう意味では勝ってもいいゲームでしたね。

両チームに1個ずつついたエラー。そのエラーが失点に結びついてしまったイーグルス(5回)と無失点で切り抜けたホークス(7回)の差だったかな。どっちに転んでもおかしくないゲーム展開でしたが、ホームゲームというところで、...と言っていいくらいの僅差でホークスに軍配があがりました。

両先発にとって、各チームの主砲の一発が効きましたね。で、その一発の効き目にも違いがあった。弓削が打たれた柳田の一発は2ランで、千賀が打たれた浅村の一発はソロでした。ここでの1点の差というのもあったように思います。
それから、上のエラーが失点に結びついた場面と結びつかなかった場面。ここでも両主砲の一打が絡んでいました。
イーグルスのエラーは5回、茂木の悪送球で打者の今宮は2塁まで到達、その後に柳田がタイムリーでした。一方のホークスのエラーは7回、ファースト川島の捕球エラーで2アウト満塁となります。ここで迎えたバッター浅村は惜しくも一邪飛に打ち取られました。

千賀が初回から160キロ台のスピードボールを投げてきたときは、オリックスの山本に完璧に抑えられたときのことを思い出してしまいましたが、千賀には波がありましたね。付け入るスキがありました。島内のタイムリーで2点先制します。
ところが、弓削がチームが先制したすぐ裏に同点にされました。これが痛かったですね。柳田の2ランでしたが、あそこは柳田を褒めるところでしょう、たぶん...。

ま、同点に追いつかれたあとの2アウト満塁のピンチを勝ち越されずに凌いだのは弓削の成長だと思います。6回4失点でマウンドを酒居に譲りましたが、弓削は立派にゲームを作ったという評価で良いでしょう。

で、ゲームは作りましたが、千賀の後の高橋礼、モイネロ、森の必勝リレーはちょっと付け入る隙がありませんでしたね。ホークスやっぱり強いです。


そして最後に。ホークスベンチにはいましたね、あの人が...。
そう平石コーチ。マスクをしていたので「モロ」ではありませんでしたが、あの男前の目の辺りで平石コーチだとすぐに分かりました。なんか工藤監督の横にそれらしく陣取っていましたが、どうもまだ見慣れませんなw。
森山投手コーチも楽天からの移籍組ですが、こっちはベンチに戻ってきた千賀と何やら話している光景が映っていました。もう完全に向こう側の人間です。

残念ながら、初戦は今シーズンの「楽天の野球」を十分にお見せするところまで行きませんした。辰己が仕掛けた盗塁も甲斐キャノンの前に粉砕されてしまいましたし...。

で、今日は涌井が先発です。とりあえず五分にしておきますか。そのあとも4ゲーム続きますから、平石コーチには新生イーグルスを生でたっぷり見てもらいましょう。いや、見せてやってくれよ、イーグルス。...ということで、選手以上に平石コーチを意識している楽天ファンの心の叫びでした。

平石コーチの目を意識しつつ楽天を応援する。

さて、今日からホークス戦。

いつもだったら他球団と特に変わらない心境で対戦のときを迎えるところですが、今シーズンは少し違います。そう、楽天の前監督・平石洋介氏が今シーズンからホークスのユニホームを着ているからです。

退団時のバタバタは記憶に新しいところですが、あのときは石井GMと平石さんとの間に認識のすれ違いがあったような印象がありました。もっとストレートに言うと、石井GMの目指していた野球が平石さんには上手く伝わっていなかったのではないか、そんな気がしていました。

石井GMの目指す野球と、平石さんがやってきた野球と、どっちが「楽天の野球」として理想的か(又は「好きな野球か」)は楽天ファンの間でも分かれるところだとは思うのですが、少なくとも、今の楽天の野球は三木監督が指揮をとっていて、昨シーズンまでの野球とは違っています。で、たぶん、今の三木監督の野球が石井GMの理想とした常勝チームになるための野球なのだと思います。

今シーズンはまだ始まったばかり。今の楽天の野球がどう変わったか、果たして強くなったのか、評価するにはまだちょっと早い。
それに鈴木大地やロメロといった移籍してきた選手がスタメンの中にいますので昨シーズンまでの戦力との違いも当然あります。でも、それ以外のところにも(それを除いても)随所に昨シーズンまでの楽天の野球との違いが見られるはずです。

で、そこを平石さんに見てもらいたい。

そういう意味で、今日からのホークス戦、楽天ファンとしては平石コーチの目を意識しつつ応援することになりそうです。ただ、選手たちにはいつもどおりのプレーをお願いします。
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昨シーズンの石橋が3戦目にしてようやく帰ってきました。で、美馬には「古巣からの愛のムチ」をくれてやりましたぁ...。

E8−1M

昨日のブログで予告したとおり、楽天からロッテに移籍した美馬と小野の2人には「古巣から愛のムチ」をくれてやることができました。わしほー(...はちょっと遠慮気味に)。
せっかく髭を生やして臨んだ美馬には悪いけど、うちとしても(美馬からの)「古巣への恩返し」だけは回避したかった。美馬から5得点、小野から3得点の愛のムチ。次、別の対戦チームのときに頑張って...。

...ということで、美馬の移籍後初の古巣との対戦はほろ苦い結果に終わりました。一方の楽天先発・石橋も過去2戦連続のKOから抜け出せるかどうかのかかった背水の陣となるマウンド。
初回に早くも先制点を許してしまったときは「今回もやばいか...」と思いましたが、この日の石橋は開き直れましたね。踏ん張りました。これを俗に「3度目の正直」と言います。
6回75球2被安打1失点はまずまず。昨シーズン8勝あげた投手なら最低でもこれくらいはやってほしい、そんな内容でした。球数からいってもまだ余裕があるようにも見えましたが、三木監督は6回4点リードのところでスイッチしましたね。良いイメージで次の登板に繋げたかったのかもしれません。三木監督のことですから、しっかり次の登板のことも考えているはずです。いずれにしても、石橋のローテ残留はこれでほぼ決まりでしょう。投げっぷりの良さ、ボールの強さ、昨シーズンの石橋が帰ってきました。

7点リードで迎えた9回表のマウンドへはソンが送られました。前回登板のときにも感想として書きましたが、今のソンはほとんどポンコツ状態です。オーバーホールなしでこのまま使い続けるといつ故障しちゃうかわからない、そんな状態に見えます。この日のピッチングも躍動感がまったくありませんでした。もっとビシビシ放るタイプのはずです。一見少し加減しているようにも見えますが、もしかしたら、今はあれが精一杯なのかもしれません。いよいよ心配になってきました。
選手の故障には敏感な三木監督のことですから、そこらへんは承知の上での起用だと思うのですがどうでしょう。

浅村が頼もしいです。というか、チーム全体の攻撃が神がかっています。先発がゲームさえ作ってくれたら、必ずや勝利に導いてくれそうな攻撃になっています。この調子で福岡へ乗り込みます。
福岡には平石さんがいますね。しっかり新生イーグルスを見せつけてやりましょう。移籍したのが選手なら「古巣への恩返し」となるのでしょうが、平石さんは監督だったので、逆に「古巣からの恩返し(愛のムチではありません)」と行きたいですね。走って走って走りまくれぇー。

ぎりぎりの勝ち投手でしたが、岸らしさもチラリ。今日は「古巣への恩返し」ではなく「古巣からの愛のムチ」と行きましょうかw。

E3-1M

7回降雨コールドゲームでした。結果は「わしほー」。

表ローテの2戦目ですから、当初の先発転向計画が上手く行っていれば松井裕樹が先発のはずでしたが、彼はもういません。代わりに上がってきたのがwエースの片方である岸。満を持しての登場となりました。

岸の初先発は、良いところと足りないところが交互に出ていたように見えました。相変わらずの糸を引くようなストレートを投げたかと思うと、右打者の外側低めに逃げていく変化球がことごとくボールになってしまったり。それでも、要所要所を見逃しの三振で仕留めるなど岸ならではのピッチングでゲームの主導権を相手に渡しませんでしたね。さすがです。
特に、追加点を取ってもらった4回表をチャッチャと3人で打ち取ってしまうあたりは岸らしいですね。「岸ストライク」も結構ありました。キャッチャーがミットを動かすことなくボールが吸い込まれてくるので、審判も手をあげないわけにはいかない....みたいな。
先発転向の松井裕樹はこのピッチングを観ていたでしょうか、同じ腰痛で悩みながらもマウンドに立てばキッチリ仕事をしてみせる、このベテランのピッチングを塩見は観ていたでしょうか。
ま、欲を言えば6回くらいは投げてほしかったというのもありますが、雨で最悪のコンディションということもあったので、今回はこれくらいで良しとします。

野手で印象に残っているのは、ロメロがベンチ入りしていなかったこと。で、浅村がDHで、小深田がセカンドを守りました。いわゆる怪我防止ということだと思いますが、ゲーム上の戦略だけでなく、あらゆるところに勝利のための手が打たれていると感じました。
また、ときどき映し出されるロッテベンチであることに気づきました。驚いたことに監督をはじめコーチの人たちが誰一人マスクをしていません。反対に楽天ベンチは選手以外全員がマスクをしています。この取組みの違いがゲームの勝敗以外のところで出てこないといいのですが...。

さて、今日の先発は石橋です。2戦連続KOの先発投手が3人いますが、その中でもまだベンチからの信頼をかろうじて維持しているのがこの石橋です。たまたま結果が伴っていないだけでピッチング自体は悪くない、そういう評価ですね。石橋はこの評価が正しかったことを今日こそ結果で証明しなければなりません。注目です。

最後に、今日の相手先発は美馬ですね。できれば「古巣への恩返し」は勘弁してほしい。悪いけど逆に「古巣からの愛のムチ」と行きましょうよ。今日もしっかり応援しますw。

ようやく「則本が投げる日は勝てそう」という感じで観ていられるようになりました。

E3-1M

エース対決らしい投手戦でした。楽天の先発・則本も前回ほどの調子ではなかったとゲーム後にコメントしていましたが、たしかに三振10個取った前回に比べると今回は2個だったことからも分かるように打たせて取る丁寧なピッチングだったと思います。それでいて低めにコントロールされたストレートに威力がありました。6 2/3回118球4被安打1失点は立派です。
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ただ、できれば7回は投げ切りたかったでしょうね。球数のことも考えたと思います、三木監督は2アウト1塁の場面で藤岡にヒットを打たれ2アウト1、2塁としたところで則本からシャギワにスイッチしました。
ここらへんの三木監督の迷いのない采配が好きですねえ。いいと思いました。則本の意気に感じて続投させるなどということはしません。則本はマウンド上で悔しそうな表情を見せていましたが、(則本の)次の登板のこと、打者・荻野との相性のこと、もろもろ考えての交代だったはずです。ベンチに下がる則本には目もくれず、まっすぐ前を見据える三木監督の姿が印象的でした。

それにしても今シーズンの則本は良いです。まさにエースのピッチングを見せています。野手の好守備に救われたシーンや打球に思わず右手を出してしまいベンチに一旦下がるといったアクシデントなどもありましたが、そこから崩れることなくゲームはしっかり作ってくれました。過去には「則本が投げると勝てる気がしない」という時期もありましたが、今やそんなところは微塵も感じさせません。まさにエースの頼もしさです。
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あと、ピッチャーでは抑えの森原が落ち着いてきましたね。クローザーが板についてきた印象を受けました。9回表は5番マーティンから始まる手強い打順(6番・中村奨吾、7番・井上晴哉)でしたが、安定感抜群の制球力をいかんなく発揮していました。だいぶクローザーに相応しい心のタフさも出てきたように思いました。

さて、勝ち越しの2点はいずれもホームランでした。特に「金森打法」で今シーズン1号を放った辰己の一発が素晴らしかった。身体の軸で回転する金森打法で「守備の人」から「走攻守の人」に進化しようとしています。
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辰己のヒロインは則本と一緒のお立ち台になりましたが、「先輩でなければ泣かしたろかと思うんだけど大エースなので...」みたいなコメントには笑ってしまいました。相変わらずの独特の雰囲気を持っています。今シーズンの辰己はブレイクするかもしれません。

前に楽天から人的補償でロッテに移籍した小野郁のことを書きましたが、この日も石川の後の2番手でマウンドにあがっていましたね。ライブ映像で観たのは初めてでしたが、ユニホームの印象のせいか、身体が大きく頑丈になったように見えたのは気のせいでしょうか。顎ひげを生やして少しワイルドなイメージになっていたせいもあるかもしれません。ランナーを出してもバタバタせず、しっかり無失点で抑えていましたね。カープへ行った菊池もそうですが、楽天のときにひ弱に見えたピッチャーが逞しい姿でピッチングをしているのを見ると、環境が変わればキャラクターも変わるもんだなあとつくづく思いました。小野はもともと強いボールを投げるピッチャーでしたが、その強さも一段と増した感じがしました。今回も見事な「恩返し」を見せつけられたわけですが、ゲーム自体はこっちの勝ちでしたので気持ちは「晴れやか」ですw。

さぁ、今日の先発は岸です。自身、今シーズン初先発であること、ようやく首位ロッテと並んだ次のゲームであること、代わりにファーム落ちした松井は4回持たずのゲームが2回あったこと、いろいろ考えてしまいそうシチュエーションでの登板となりますが、岸に限ってはそういう要素からの自滅はあり得ません。腰痛からくる身体的な調整だけが気になりますが期待して観戦したいと思います。

塩見よ、お前もなのか…

E5-8M

塩見が4回2/3を6被安打6失点でまたもや5回持たずという情けないピッチングを見せてくれました。松井、石橋に続いて3人目の「2戦連続KO」ということです。
打線は好調なのですが、さすがに先発ピッチャーに四球でランナー溜めては吐き出す式のピッチングをされては追いつきません。
チームが好調なときに一緒にその波に乗れない「いろいろ考えすぎる」悪いときの塩見に戻っていますね。
身体的な調整不足であればローテから外れるはずですから、今の状態は投げてみないと分からないメンタル的な要素が影響しているのだと思います。塩見の場合は数年前までその傾向がありましたから。

ローテP6人のうちの半分、3人が2戦連続5回持たずのピッチングとなったわけですが、3人それぞれに自分のピッチングを窮屈にしている「気になること」があるようにも見えます。例えばこんな感じでしょうか。

  • 松井裕樹:先発転向で先発としての結果が早く欲しい。
  • 石橋:昨シーズンブレークしていよいよ本物としての2年めの結果が早く欲しい。
  • 塩見:岸に加えて涌井まで加入、生え抜きのベテランとしてのベテランらしい結果が早く欲しい。

ま、ローテピッチャーの半分が2戦連続で自滅しても首位を争っているわけですからこれはこれで凄いことですね。

松井の代わりに岸が入るとして、塩見の代わりとなるとやはり辛島でしょうか。
思い切って若い戦力を試すというのもアリかなと期待しているのですが。5回持たずのピッチングでよければ試したいピッチャーはいくらでもいそうな気がします。
ゲームを作るという視点からは牧田というのも面白い。でも、藤平も捨てがたい…。

あと、3人の影になって目立たなくなっていますが、ソンも自分の仕事が出来ずにもがいていますね。そろそろオーバーホールが必要な時期にも見えますが…。
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やっぱり涌井は凄いと思いました。

E5-3M

首位攻防戦の第2戦。カード最初のゲームを大勝して迎えた第2戦、8連勝虫だったロッテに負けをつけ、チームとしては乗っていきたい、また、これに勝てば首位に並ぶという何かと意識しそうなゲームでしたが、先発の涌井はさすがのピッチングを見せてくれました。涌井にとっては古巣との対戦ということもありましたし、前日には同じロッテからの移籍組である鈴木と酒居が良い仕事をしていたので尚更下手なピッチングは見せられないと思うのが人情というものです。雨のゲーム中断なども入りコンディションとしては最悪の中ではありましたが、ゲームを壊さず、丁寧に、最低限ではありますが、5回2失点にまとめたのですから、やっぱり涌井は凄いと思いました。
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エースと4番はチームの鑑でなければならない、とは野村監督のよく言っていた言葉ですが、今の楽天はまさにそのとおりのチームになっていますね。4番の浅村はまるである段階に入ったかのような凄みのある活躍を見せていますし、エースは則本で今シーズンはどっしり安定感のある心強いピッチングを、そして昨日の涌井も他の投手たちへ「先発のピッチングはこうあるべき」というところを存分に見せてくれています...。

涌井が今シーズン好調の原因の一つに、「則本がいるのでエースとして肩の荷が降りた」みたいなコメントを出したことありました。もちろん勝たなければならない重圧が無くなったわけではないでしょうけど、「エースとして」の重圧とそうでない立場での重圧との違いはその立場にいたことのある投手だからこそ味わえる違い(開放感)なのかもしれません。

さて、今回の涌井のピッチングで前日に続いてロッテの選手とロッテファンには悔しい思いを(嫉妬心を感じ)させたことと思いますが、実は楽天ファンにとっても複雑な思いになったシーンがありました。
そう、8回にロッテのマウンドにあがった小野郁のピッチングです。鈴木大地の人的補償で楽天からロッテに移籍したピッチャーですが、1イニングを3人で、しかも2奪三振17球無失点という内容に仕留められてしまいました。いいピッチャーになっていましたね。...というか、楽天にいたころからイースタンでは2年連続のセーブ王だったというピッチャーです。ロッテに行って見事開花したという感じでしょうか。たった1イニングではありましたがしっかり「恩返し」された印象です。
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...ということで、涌井と小野、昨日のゲームでの「恩返し」合戦は痛み分けだったかな、ということでw。で、楽天はようやく首位に並びました。

「古巣への恩返し」と言うけれど...

E15-4M

首位攻防戦の初戦。残念ながら夜の街の仕事でライブ観戦ならず。今朝、スポーツニュースで試合結果をチェックしての感想だけ書いておきます。

ここまでの大勝は予想していませんでしたが、まずは勝てて良かった。楽天がまったく手も足も出なかったあの(オリックスの)山本を攻略しての8連勝と乗りに乗って来仙したロッテの勢いをどうやって止めるか、ポイントはその一点だった初戦。鍵を握る先発の弓削もホーム開幕での登板とはまた違った意味の緊張感があったと思います。
しかし、弓削はやはり「持って」ましたね。初回にいきなり2失点とやばい立ち上がりでしたが、2回を0点で抑えると、その裏に味方が大量7点で逆転してくれました。先発が「ゲームを作る」とは、失点を抑えつつ味方の攻撃にテンポをつけてやること。どこがどうと具体的な指摘はできませんが、弓削にはそこらへんの絶妙な「先発としての資質」が備わっているということでしょう。その後は安定し、6回3失点とクォリティ・スタートでしたし、味方攻撃陣は2回の7得点に留まらず、4回3得点、6回5得点と弓削がマウンドを守っている間に大量15得点をあげて勝負を決めました。

あと良かったと思うのは、ロッテからの移籍組が活躍できたこと。鈴木大地と酒居知史。
特に鈴木大地は移籍後の初ホームランをこのゲームで打ちました。しかも、ゲームの行方を決定づける2回の4得点のあとの3ラン(3点の追加点)。ダイヤモンドをかなり速いスピードで一周したようですね。相当興奮していたのでしょう。ベンチに迎えられる大地の満面の笑顔を見て古巣の選手たちの心境はどんなだったでしょう。かなり複雑なものがあったのでは...。
綺麗な表現として「古巣への恩返し」などという言われ方をしますが、私が逆の立場であったなら「そんな恩返しいらねえよ...」と悪態をつくところです。あんな光景を見せられたロッテの選手やファンは嫉妬心以外の何も無かったのではないかと想像します。なので楽天ファンとしてはこれ以上は何も言えません。
酒居も良かった。1イニングでしたが、しっかり自分の仕事を果たしました。相手は古巣ロッテ、しかも一緒に移籍した大地が見事な結果を出して見せて、酒居も7回のマウンドに上がったときは、それなりに思うところがあったはずです。が、そんな変な重圧にも負けずに淡々と結果を出しました。これでようやく楽天の選手になれたということでいいのかな。

古巣との対戦といえば、残るは今日登板予定の涌井がいます。今シーズンは良かったころの涌井に戻っていますので、ロッテファンには申し訳ありませんが、今日も「嫉妬心の塊」状態になってもらいましょう。

それにしても、楽天に移籍してきた選手たちが本来の力を十分に発揮しているようで嬉しいですね。チーム全体がそれを促すような良い雰囲気になっている証拠だと思います。「野村再生工場」と呼ばれたのは野村さんが監督をしていた頃でしたが、「三木再生工場」としてそのノウハウ、伝統が引き継がれていると思いたいですね。ま、「再生」というのは移籍してきた選手たちには失礼なんですが、そこはいわゆる「言葉の綾」というヤツですw。

松井裕樹が登録抹消なら、伊藤コーチ、あんたも一緒に2軍で調整に付き合うべきでは?、みたいな...。

いよいよ今日から首位ロッテとのカード。大事な6連戦を迎えるタイミングで岸孝之が帰ってくるようです。7月4日の登板が確実との報道ですが、表ローテの2番手に当たります。つまり、ここまで松井裕樹が投げていた順番です。

ということで、岸の代わりに松井裕樹が登録抹消になりました。伊藤コーチに言わせると、「状態は上がってきているが、今年から先発をはじめているので、まだまだスタミナが足りない」ということになります。もちろん松井裕樹のことですが、要するに「岸が戻ったので松井はお払い箱」ということですね。

松井裕樹の年俸が2億5千万円、そんな選手を安易に先発に転向させ、結果が出ないと「まだまだスタミナが足りない」などと言って登録抹消するってどうなんでしょう?伊藤コーチ...、という感じです。

岸がローテ入りすることに異論はありませんが、2億5千万円の選手をモノになるかどうかも分からない先発転向のために2軍で遊ばせておく余裕がどこにあるのでしょう。率直にそう思います。
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森原のクローザーも悪くはありません。…が、松井裕樹がクローザーに回れば、森原はケチのつけようのないセットアッパーに戻れます(更に有効に活用できます)。少なくとも松井裕樹を2軍に置いておくなどというロスの大きい事態は避けられるはずですね。
仮に先発が足りないというのであれば、場合によっては森原を先発にまわしてもいい。松井の先発転向よりも格段に成功しそう(可能性ありそう)なんだけどなあ。...なんてね。

あと、松井裕樹を2軍に落とすなら、伊藤コーチ、あんたもセットでしょ。個人的にはそんな風に思ってます。
喧嘩両成敗というわけではありませんが、コロナ禍の今シーズンは、松井裕樹の先発転向を一時中断するという臨機応変な判断はなかったのでしょうか、まったく…。
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石橋よ、お前もか...。内田も、やっぱりね...。

E4-6F

なんですかね、この表ローテは。
3人の内まともなのはエース則本だけ。続く松井、石橋の2人はどっちも前回に続いて5回持ちませんでした。1回くらいは、まぁ、あるかもしれない。ただ2回連続は恥ずかしいでしょう、さすがに。しかも2人続けては。ピッチャー本人もそうですが、ピッチングコーチも厳罰モノですな、これは。

この日の石橋のピッチングには変な傾向がありました。例えば

  • 失点はいつも2アウトから
  • ストライク先行で2ストライクまではナイスボールでポンポンポンといくのに、そこから決め球のストライクが急に入らなくなる。

また、近藤の打席ではまるで「蛇に睨まれた蛙」状態になっていましたね。5回はその近藤からの打順だったので、スパッと辛島にスイッチされました。

石橋は、昨シーズン8勝した上に、ローテも最後まで守って、いよいよ今シーズンは主力ピッチャーの一人として投手陣を引っ張る活躍をしてくれるだろうとだれもが期待していたわけですが、石橋自身あまりに自覚がありすぎて窮屈になっている印象があります。投げっぷりの良さは見えるのですが、詰めの所で大胆になり切れない。慎重になり過ぎが及び腰にも見えたり。顔つきの割に繊細です。ピッチャー心理の不思議なところでもありますな。
こうして見ると、同じピンチを迎えてもなんだかんだと対応する(ゲームを作る)辛島が先発としてはやはり一枚上手です。松井も石橋もさすがに次がラストチャンスでしょう。どっちになるかは分かりませんが、どこかで辛島と入れ替わる展開もあり得ますな。

攻撃では2点差まで追い上げた8回裏がヤマでした。印象にあるのは、2アウト1塁で6番ロメロが敬遠され打席が7番内田まで回ったシーンです。
こういう場面でなかなか打てない内田ですが、マグレでもいい、ここで一発出れば内田は変われます。きっと変われます。
...と注目していましたが、まったく期待を裏切らない、というか期待どおりの展開でしたね。見事に三振。あそこで一発打てる勝負強さが出てくれば、内田も一皮むけるのですが、当分は無理そう。
前回も書きましたが、見逃しの三振がダメだと言われて積極的にバットを振るようになったのはいいのです。ただ、そこには気持ちも入っていかないと。まったく入っていません。振っているように見せているだけです。
見逃しはダメ、振らなければダメ、打たなければ打たなければ....。ピッチャーとではなく、内田はまだ自分と懸命に戦っています。
見逃しではなくバットを振っていくようになっただけマシ、と前回書きましたが、そろそろ内田も次の段階に入っていく時期です。ただ振ればいいという段階はもう過ぎました。どんな形でもいいので得点に結びつくバッティングの段階へ。
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松井裕樹の先発転向にあと何回付き合わされるのでしょう。不思議と負けないのは「持っている」証だとしても、チャンスはせいぜいあと1回にして...。

E18-4F

たしかに松井裕樹はチームNo.1の「強いボール」を投げるピッチャーに違いありません。見た目の球威は球速表示以上に感じますが、これがいわゆる「ボールの強さ」ということだと個人的には理解しています。で、昨日もそんなボールを投げられてはいたとおもいます。

ただ、制球が今ひとつなのもローテピッチャーの中で随一と来ている。松井裕樹の泣き所ですね。ストライク先行のカウントにならないと、たちまち苦しいピッチングになってしまいます。
だからといって毎回簡単に初球からストライクを取りに行くとそこを狙われるわけで。かといって、初球をボール球から入るといった芸当はあとでカウントを整えるのに苦労する。四球で歩かせ自分で自分の首を締めてしまうことにもなりかねない...。
ここらへんが制球の悪いピッチャーの(先発ピッチャーとしての)限界というか、幅の無さというか、弱点なんだと思います。

5回表の失点もまさにそこを突かれた感じ。勝ち越しのタイムリーを許したのは近藤の打席。全球スライダーでした。2−1のカウントから投じたこれまたスライダーを軽く持っていかれましたね。さすがに3球スライダーを見せられたらど真ん中に入ってくる4球目のスライダーは打つでしょう、近藤なら...。

続く中田翔はそれまで2三振でしたが、さすがに3−1のカウントからストライクを取りに来たストレートをレフトスタンドに持っていきました。2ランです。
いくら球威があるからといっても、制球難のピッチャーが苦し紛れにストライクを取りにくるストレートに狙いを定めていれば中田翔クラスのバッターなら余裕でスタンドインさせるでしょう。

さて、シーズン開幕から松井の先発転向に2ゲーム付き合いました。2ゲームとも不思議と負けゲームにはなりませんでしたが、今回も制球難から来る自滅パターンで、前回登板時と同様に5回持たずという先発投手としての最低ラインさえもクリアできないズブズブ状態。

開幕前の練習試合で習得したかに見えた「投げ終わってから力を入れる」感覚はどうしたのでしょう。シーズン前にはいろいろ試すのですが、本番になると元に戻ってしまいます。身体に染み付いた感覚ではないからかもしれません。www.washilog.com

結果が出ないので、だんだん自信喪失になるのが心配ですが、その前に、ファンとしてもチームとしても松井の先発転向にいつまで付き合わされるのかが問題です。
今シーズンは120試合の縮小シーズン。ゲーム自体は壊れていませんが、ゲームを作れないと分かっているピッチャーを何度も試せるほど余裕のあるシーズンとも思えません。
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それに、どうせ先発転向を試すなら、まだ他に試すべき選手がいるのではないか、そんな気がしています。例えば安楽、藤平、福井、由規…。左というなら育成の王くんなんかも見てみたい(4回くらいは持つんじゃないかな)。三木監督の判定に注目ですね。
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攻撃では浅村と太田の好調ぶりが目立っています。4番浅村の活躍はそれほど驚くことではありませんが、やっぱり太田ですね。この日も4安打、率も4割を越えましたね。ようやく楽天にも「打てるキャッチャー」の誕生です。正捕手争いは早くも太田の独走体制になっています。もはや岡島の出番は無さそう...。

それにしても、ロッテが負けませんな。ロッテが強いというよりもオリックスが情けないでしょ。今日は山本が登板するはずですから、オリックスも絶対に負けられません。美馬には悪いけど、オリックスもさすがにここで勝たないと6連敗ですし、ロッテにあまり勢いをつけて仙台に来られても困りますから...。

エース則本は山岡に続いて有原にも勝って2勝目...。

E7-1F

弓削から始まった裏ローテでしたが、異例の6連戦なので(相手チームは)そのままに表ローテへ突入。塩見の次はエース則本でした。

しかし、こっちが表のローテになったということは、相手も表になるわけで。相手は天敵・有原が先発。要するにエース対決となりました。昨シーズンまでの則本ならかなり厳しい相手でした。

ただ、今シーズンの則本は新生・則本。フォームが変わったことくらいしか、どこがどうと具体的な変更点をあげられない素人目ではありますが、結果が明らかな変化を示しています。
開幕ゲームの7回95球1被安打3三振1失点に、今回が7回111球4被安打10三振1失点。先発としては申し分のない成績です。まさにエースの内容。相手のエースと投げあってのこの数字は更に価値が高いです。

ちなみに昨シーズンの則本のイメージについて過去記事にはこんなことを書いています。今の私の則本に対するイメージとはぜんぜん違います。
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  • 右肘手術後の経過と新フォームが安定してきたことで、力みがとれたいいバランスのピッチングになっている。
  • キャッチャーが変わってピッチングスタイル(配球など)も力でねじ伏せるスタイルから打たせてとるスタイルになってきた。

一応、そんな仮説を立てて注目していたのですが、今回は三振も二桁とっていて「アレッ?」という感じ。ま、これからも則本のピッチングに注目してみようと思います。

それにしても、初回の太田のセカンド送球アウトは立ち上がりだっただけに大きかったと思います。送球に限らず、バッティングも目立っています。太田の存在感は日に日に増している感じがします。

あと茂木ですね。オープン戦では体調不良で不在にしていましたが、その茂木の不在を感じさせなかったルーキー小深田に今やゲーム終盤からの出番しか与えていない渋い活躍が光っています。「正ショートは俺だ」的な無言のアピールに好感です。

それから鈴木大地。率こそ平凡ですが、存在感と勝負強さで期待どおりの貢献をしているところが凄い。早くもチームに「この人に側にいてほしい」的な支柱的存在になっているのはさすがです。

ロメロのアピールも止まりません。ウィーラーのGへの移籍が決まって楽天ファンの間では「ウィーラーロス現象」も出始めているところですが、その矛先を向けさせない圧倒的な活躍ですな。

最後に辰己。三木チルドレンの筆頭は山崎かと思っていましたが、どうも辰己のようです。ベンチに戻った辰己に対し、後ろからマスクをした三木監督が長いこと耳打ちする映像が流れていましたが、完全にマンツーマンによるOJT状態です。

もうひとり、小郷を忘れていました。太田、辰己、小郷は三木チルドレンの三羽烏となっています。現場からは以上です...。

塩見も塩見だけど、宋も宋だろう。どっちももう少し踏ん張れよ、ってこと...。

E5-8F

先発の塩見はちょっと「らしく」なかったですね。ボール自体はそれほど悪くなかったと思うのですが、やや単調すぎました。要するに打たれすぎ。42/3回88球7被安打2本塁打5失点はなあ...。要所、要所を締めるというのがありますが、この日の塩見は要所、要所で緩む間の悪さがありました。
先発ベテランの塩見が、(開幕2戦目に先発した)先発転向の松井裕樹とほぼ同等の内容に終わってしまったところに一抹の淋しさを覚えます。もう少しベテランの上手さとか、調整不足なりにまとめる対応力みたいなところを見せてほしかったかな。
...というか、やはり5回2アウトからのピッチングでしょう。ま、これもタラレバの世界にはなってしまいますが、簡単に2アウトを取って、はい、ラストバッターというところで簡単にストライクで入ってしまいました。やや急ぎすぎました。あそこを切り抜けて5回3失点くらいで通過してくれていたら、ゲーム自体はもちろん、塩見のピッチングも仕切り直せた感じがします。塩見は自分のペースに整える間を持てないまま降板してしまった印象です。

さらに問題はそのあとも。こうなれば、あそこは塩見からマウンドを託された宋が踏ん張るところでした。何イニング投げるつもりでマウンドにあがったかは分かりませんが、あの場面での宋の役割は無失点のままアウト一つをとること。バッターは大田泰示。
ブルペンでどれだけ投げ込んできたのかというくらい大汗をかいていた宋。見た目はアップアップの状態でしたが、案の定、フルカウントから2点タイムリーを打たれてしまいます。昨日の宋には相手に行った流れを断ち切るまでの迫力というかパワー、切れがありませんでしたね...。ソン...、なんか一気に老けた印象があるのは私だけでしょうか。

野球は流れのゲーム。流れを断ち切れる選手、流れをこっちに手繰り寄せられる選手を、そのタイミングで送り出せなかったことが悔やまれます。じゃあ、あの場面でだれがいたか。やっぱり牧田だよなあ。メンバーに入っていたかはわからんけど。仮に入っていなかったとしたら、明らかな準備不足でしょ。

涌井はさすがのピッチングでした。

E5-2F

昨日は夜の会合が入りライブ観戦できませんでした。少しだけアルコールが入りましたので、帰宅後に動画チェックも叶わずそのまま就寝。早朝に楽天TVの録画で涌井の初回と失点した2回のピッチング、それから楽天が逆転した5回裏の攻撃だけをチェックしました。以下、感想など。

涌井は移籍後初登板で初勝利。さすがのピッチングを見せてくれました。練習試合などの安定したピッチングを見ていたので、裏ローテのトップを飾るのかと思っていましたが、裏の2ゲームめでの登板となりました。

7回104球4被安打2失点は先発としての責任を十分に果たすさすがのピッチングだったと思います。新コロ感染の影響で調整が遅れていたことを考慮して、ベンチは各先発投手の球数の上限を100球に置いていたようでしたが、34歳の涌井には104球を投げさせました。球数だけを見ると開幕ゲームで投げた則本が95球でこれに続きます。この2人に限ってはベンチが球数どうのこうのというレベルの選手ではないということですね。いわゆる「別格」というやつです。

涌井のピッチングを見ていると、まさに打者と対峙しているなあと感じます。コーナーをつき、緩急や高低を駆使して打者を攻めていきます。ときには失投もあり、一発を食らって失点することもありますが、だからといってそこから崩れることはありません。淡々と(その日の)自分のピッチングに徹しています。まさに職人、...というかプロフェッショナルを感じます。自分のその日のコンディションの中でできるパフォーマンスを武器に打者との勝負に集中しているイメージ。

開幕カードの2番手に投げた松井裕樹などは、まだそこまでのレベルにありません。打者と対峙する以前に自分自身が制御(調整)できていない段階なのでストライクを取るのに四苦八苦したり、勝負できずに逃げのピッチングになってしまったり。バッターと戦えるボールが何か、模索しながら(決まらない状態で)バッターと対峙しているような危うさがあります。そこが涌井との違いのような気がします。見ている側の感覚でいうと、打たれたときの印象がまったく別物です。涌井の場合は諦めがつくけど、松井の場合は頭にくる...みたいな。

で、ついでに触れると、その松井裕樹よりも1歳年下ではありますが、安楽が涌井の域に入ってきた感じがあります。松井と安楽と森原の3人はそれぞれの状態を見ながら最適な配置と起用法を探っていくことになるのかな。
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話を戻して開幕カードでの各先発の成績を見ると、則本が7回、松井が4回、石橋4回でした。一日空けて始まったホーム開幕カードはというと、弓削が6回2/3、そして昨日の涌井が7回。今日の塩見がどこまで投げてくれるかは分かりませんが、4回ということはないでしょう。先発としてのレベル感は今のところ裏の方がややレベルハイということでしょうか。弓削を裏のトップに置いたのがミソですし、上手くいきそうなのでこれも三木流ということで。

さて、攻撃の方の注目は逆転した5回裏でした。辰己が足で相手ピッチャーを撹乱し、鈴木が勝負強くタイムリー、そして浅村が逆転の3ラン。走るべき人が走り、打つべき人が打って勝負を決める、三木野球が目指す野球そのものの展開でしたね。

練習試合ではあれだけ好調だった島内がやや大人し(音無し)めなのと、茂木のくすぶっている感が気になりますが、まだ始まったばかりなので心配には及ばないでしょう。どこかで一発着火すればあとはどんどん燃えてくれるはず。

いずれ、そんな中でも連勝中です。地力がついてきている証だし、やっている野球の方向は間違っていないと見ています。...なんて、偉そうに現場からでした...w。